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男性のクラミジア|症状・潜伏期間・治療法と放置リスクを医師が解説【2026年最新】



男性のクラミジア(クラミジア・トラコマチス感染症)は、日本で最も患者数が多い性感染症で、年間約3万件の届出があります。潜伏期間は1〜3週間、主な症状は尿道のかゆみ・違和感・透明〜白濁した分泌物(膿)・排尿時痛ですが、約50%の男性は無症状のまま経過し、知らないうちにパートナーへ感染を広げてしまうケースが少なくありません。放置すると精巣上体炎・反応性関節炎、まれに男性不妊の原因となります。本記事では、男性クラミジアの症状・潜伏期間・検査・治療法・放置リスクから、咽頭・直腸感染、淋病との混合感染まで、性感染症診断・治療ガイドライン2020に基づきメンズケアクリニック 医師が網羅的に解説します。

クラミジア検査・治療はメンズケアクリニックへ|オンライン診療対応・最短当日処方



※症状の有無にかかわらず検査可能です。プライバシー厳守

「最近、尿道に違和感がある」「排尿時に少し痛む」「下着に薄い分泌物がついている」――こうした症状は、男性のクラミジア感染症のサインかもしれません。

クラミジアは日本で最も多く報告されている性感染症であり、年間約3万件の届出があります。特に20〜30代男性での感染が増加傾向にあり、無症状のまま経過するケースも多いことから「気づいたときには重症化していた」「パートナーに感染させてしまった」という事例が後を絶ちません。

本記事では、男性クラミジアの症状・潜伏期間・検査・治療法から、放置によるリスク、咽頭・直腸感染、淋病との混合感染まで、性感染症診断・治療ガイドライン2020と国立感染症研究所のデータに基づき、メンズケアクリニック 医師が網羅的に解説します。性感染症全般について知りたい方は男性の性病一覧と症状の解説記事もあわせてご参照ください。



男性のクラミジアとは|国内最多の性感染症

男性のクラミジア感染症の解説

クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)という細菌の一種が原因で発症する性感染症です。国立感染症研究所の感染症発生動向調査では、性器クラミジア感染症の届出数は年間約3万件と、性感染症のなかで最多を記録しています。

感染経路は主に性的接触(膣性交・口腔性交・肛門性交)であり、感染者の精液・膣分泌液・粘膜の接触によって菌が伝播します。クラミジアは細胞の中でしか増殖できない「偏性細胞内寄生菌」で、尿道・咽頭・直腸・結膜の粘膜上皮細胞に感染します。

男性の場合は尿道炎として発症することが最も多く、約50%は症状が軽度または無症状のまま経過します。「症状が弱い=病原性が弱い」わけではなく、無症状のまま放置することで、後述する精巣上体炎・反応性関節炎・不妊などの合併症を招くリスクがあります。

クラミジアの感染経路|性的接触が95%以上

クラミジアの感染経路は、ほぼ100%が性的接触によるものです。具体的には以下のような経路で感染します。

  • 膣性交(vaginal sex):最も一般的な感染経路。1回の性交渉での感染率は男性→女性、女性→男性ともに約30〜50%と推定
  • 口腔性交(oral sex):咽頭(のど)への感染。フェラチオ・クンニリングスを介して伝播
  • 肛門性交(anal sex):直腸感染。男性同性間性交渉者(MSM)のリスク要因
  • 母子感染(垂直感染):分娩時に新生児が産道から感染し、新生児結膜炎・肺炎を起こすことがある

キス・タオル・便座・浴槽などの日常生活で感染することはほぼありません。クラミジアは粘膜から粘膜への接触で感染するため、皮膚の表面に菌が付着しても感染は成立しにくい性質を持っています。

ただし、感染部位は性器に限らず、咽頭・直腸・結膜にも及ぶため、オーラルセックスでも感染するという点は十分に認識しておく必要があります。咽頭クラミジアの詳細はこちらの記事をご参照ください。

日本での感染者数|20〜30代男性で増加

国立感染症研究所のデータによると、性器クラミジア感染症の届出数は男女合計で年間2.8万〜3.0万件で推移しており、2010年代後半からはやや増加傾向にあります。届出は氷山の一角であり、無症状感染者を含めると実際の感染者数は届出の5〜10倍とも推定されています。

年齢層別では以下の傾向があります。

  • 20〜24歳男性:感染届出のピーク。性的活動性が高い時期
  • 25〜29歳男性:2番目に多い年齢層
  • 30〜34歳男性:パートナーからの再感染が増える時期
  • 40代以上:件数は減るが、無症状感染が見落とされやすい

クラミジアは「若い男性の病気」と思われがちですが、実際は性的活動性のあるすべての年齢層で起こりうる感染症です。特定パートナーとの長期関係でも、過去の感染が顕在化するケースがあるため、症状が出たら早期検査をおすすめします。



男性のクラミジアの症状|尿道炎・違和感・膿

男性のクラミジア症状

男性がクラミジアに感染した場合、最も多いのはクラミジア性尿道炎(クラミジア尿道炎)です。淋菌性尿道炎と比べて症状が軽度なことが多く「非淋菌性尿道炎」の代表的な原因菌でもあります。

主な症状は以下のとおりです。

  • 尿道のかゆみ・むずがゆさ:最も多い初期症状。下着で擦れたような違和感
  • 尿道からの分泌物(膿):透明〜白濁した粘液性の分泌物。淋菌のような黄色膿は少ない
  • 排尿時痛(排尿痛):排尿時にしみる・チクチクする感覚。淋菌より軽度
  • 尿道口の発赤・違和感:尿道の出口がやや赤くなる
  • 下着の汚れ:朝起きた時に下着に薄い分泌物がついている

これらの症状は、淋菌感染症と比較して2〜3割程度の強さしかないことが多く、見過ごされやすいのが特徴です。「ちょっとかゆいだけ」「すぐに治った」と放置することで、菌が体内に残存し、合併症を引き起こすリスクがあります。

クラミジア尿道炎と淋菌性尿道炎の症状比較

男性の尿道炎は、原因菌によって症状の強さに大きな違いがあります。クラミジアと淋菌の比較は以下のとおりです。

項目 クラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎
潜伏期間 1〜3週間 2〜7日
排尿痛 軽度〜中等度 強い
分泌物の色 透明〜白濁 黄色〜緑色(膿性)
分泌物の量 少量 多量
症状の発現 緩やか 急性
無症状の割合 約50% 約10%
典型的な訴え 「なんとなく違和感」 「明らかに膿が出る」

※性感染症診断・治療ガイドライン2020(日本性感染症学会)より

このように、クラミジアは「症状が軽い・あいまい」が特徴です。一方、両者は同時感染(混合感染)するケースが20〜30%あり、症状からだけでは区別ができないため、検査では両方を同時に調べることが推奨されます。淋病については男性の淋病の症状・治療法の記事を参考にしてください。



クラミジアの潜伏期間|1〜3週間が目安

クラミジアの潜伏期間

クラミジアの潜伏期間は、感染してから症状が出るまで1〜3週間(平均2週間)とされています。これは、クラミジア・トラコマチスが宿主細胞内で増殖し、十分な菌量に達するまでの時間です。

ただし、潜伏期間には個人差が大きく、以下のようなパターンがあります。

  • 1週間以内:菌量が多かった場合や宿主の免疫状態によって早期に発症
  • 2〜3週間:標準的な潜伏期間。最も多いパターン
  • 1〜2か月:免疫力の影響で症状が遅れて出現
  • 無症状のまま経過:男性の約50%、女性の約80%

潜伏期間中であっても、他者への感染力は持っています。「症状がないから大丈夫」と性交渉を続けると、パートナーへの感染拡大につながります。心当たりのある性的接触から1週間以上経過していれば、症状の有無にかかわらず検査が可能です。

いつ検査を受けるべきか|推奨タイミング

クラミジア検査の推奨タイミングは、感染機会からの経過時間によって異なります。

  • 感染機会から24時間以内:菌量が少なく検出困難。検査は推奨されない
  • 感染機会から24時間以上〜1週間:PCR検査(核酸増幅検査)であれば検出可能なことがあるが、確実性は低い
  • 感染機会から1〜2週間:推奨開始時期。PCR検査の精度が安定する
  • 感染機会から3週間以上:抗原検査・PCR検査ともに高精度で検出可能
  • 治療後2〜4週間:治癒確認検査(再検査)の推奨タイミング

症状がある場合は、1週間経過していなくても受診してください。症状があれば検査結果を待たずに治療を開始するケースもあります。



無症状クラミジアの怖さ|気づかず感染拡大

無症状クラミジアのリスク

クラミジアの最大の問題は、男性の約50%、女性の約80%が無症状(または症状が極めて軽度)のまま経過する点にあります。これが、クラミジアが日本最多の性感染症となっている根本的な理由です。

無症状感染が引き起こす問題は以下のとおりです。

  • 本人が感染に気づかない:検査を受けない限り発見されない
  • パートナーへの感染拡大:性交渉のたびに新規感染者を生み出す
  • 合併症が進行する:無症状でも体内では炎症が続いている
  • ピンポン感染:カップル間で互いに再感染を繰り返す

「症状がない=感染していない」ではないことを強く認識する必要があります。リスクのある性的接触があった場合は、症状の有無にかかわらず定期的に検査を受けることが、自分とパートナーを守る唯一の方法です。

ピンポン感染を防ぐ|パートナー同時治療の重要性

ピンポン感染とは、カップルやパートナー間でクラミジアを互いに移し合う現象です。片方だけが治療を受けても、もう一方が感染を保有していれば、性交渉のたびに再感染が起こります。

ピンポン感染を防ぐためには以下が重要です。

  • パートナーへの告知:陽性が判明したらパートナーにも検査を勧める
  • 同時治療:パートナーも陽性ならば同じタイミングで治療を開始
  • 治療中の性交渉禁止:治療開始から最低7日間は性交渉を避ける
  • 治癒確認後の再開:治療後の検査で陰性確認をしてから性交渉を再開
  • コンドームの使用:治癒確認まではコンドームを必ず使用

パートナーへの告知は気まずいものですが、「黙っていることがパートナーを傷つける」という認識が必要です。当院では、パートナー告知のサポートも行っています。



放置リスク|精巣上体炎・不妊・反応性関節炎

クラミジア放置の合併症リスク

クラミジアを放置すると、菌が尿道から精巣・前立腺へと逆行性に進展し、以下のような重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

  • クラミジア性精巣上体炎:陰嚢の片側が腫れて痛む。発熱を伴うことも
  • クラミジア性前立腺炎:会陰部痛・排尿困難・頻尿。慢性化しやすい
  • 男性不妊:精巣上体・精管の閉塞による精子通過障害
  • 反応性関節炎(ライター症候群):関節炎・尿道炎・結膜炎の三徴
  • HIV感染リスク上昇:クラミジア感染中はHIVへの感染リスクが2〜5倍に

これらの合併症は、いずれも治療に時間がかかり、後遺症が残る可能性もあります。「症状が軽いから」と放置せず、違和感を感じた時点で検査・治療を受けることが何より重要です。

クラミジア性精巣上体炎の症状と治療

精巣上体炎は、精巣の上後方にある精巣上体(副睾丸)に炎症が起こる病気です。35歳以下の男性の精巣上体炎の多くがクラミジアを原因としています。

主な症状は以下のとおりです。

  • 陰嚢の腫れ:片側性が多い。徐々に腫大
  • 陰嚢痛・圧痛:動くと痛む。座位で悪化
  • 発熱:38度以上の発熱を伴うことも
  • 排尿時痛:尿道炎症状を伴うこと多い
  • 鼠径部リンパ節腫大:感染側のリンパ節が腫れる

治療は、抗菌薬の長期投与(2〜3週間)が必要で、尿道炎単独の場合の治療より長期化します。重症例では入院加療となることもあります。早期治療によって精管閉塞を防ぐことができますが、両側性の炎症や治療開始の遅れがあった場合、男性不妊の原因になるため注意が必要です。

反応性関節炎(ライター症候群)|まれだが重要な合併症

反応性関節炎(旧称:ライター症候群)は、クラミジアなどの感染症をきっかけに起こる免疫反応性の関節炎です。クラミジア感染男性の約1〜3%に発症するとされ、HLA-B27陽性者でリスクが高くなります。

古典的には以下の三徴を呈します。

  • 関節炎:下肢の大関節(膝・足首)に多い。非対称性
  • 尿道炎:クラミジア感染による初期病変
  • 結膜炎:両眼の充血・分泌物

三徴がそろわないことも多く、関節痛だけが先行する例もあります。リウマチ性疾患と紛らわしいため、性感染症の既往歴を主治医に伝えることが診断の鍵になります。治療はクラミジアの除菌に加え、関節炎に対する非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)が用いられます。



咽頭クラミジア・直腸クラミジア|性器以外の感染

咽頭クラミジア・直腸クラミジア

クラミジアは性器以外の粘膜にも感染します。代表的なのが咽頭クラミジア直腸クラミジアです。

咽頭クラミジアは、口腔性交(フェラチオ・クンニリングス)によって喉の粘膜に感染するもので、感染者の80〜90%は無症状です。症状がある場合は、軽度ののどの違和感・咳・微熱程度で、風邪と区別がつきにくいのが特徴です。詳細は咽頭クラミジアの症状と治療法の解説記事をご参照ください。

直腸クラミジアは、肛門性交によって直腸粘膜に感染するもので、男性同性間性交渉者(MSM)に多く見られます。症状は肛門痛・排便時痛・粘液性または血性の肛門分泌物などですが、こちらも無症状例が多くあります。重症化するとクラミジア性直腸炎として、慢性的な肛門病変を起こすことがあります。

咽頭・直腸の同時検査が推奨される理由

性器のクラミジア検査が陽性の場合、咽頭・直腸の感染も合併している可能性があります。実際の臨床データでは以下の傾向があります。

  • 性器クラミジア陽性者の咽頭感染合併率:約10〜15%
  • 性器クラミジア陽性者の直腸感染合併率:MSMでは約20〜30%
  • 口腔性交の経験がある場合:性器治療後も咽頭から再感染するリスク

当院では、リスクのある性的接触があった場合に性器・咽頭・直腸の3部位同時検査を推奨しています。1部位だけの検査では見落としが生じ、治療後の再感染源となる可能性があるためです。



クラミジアの検査方法|PCR検査と尿検査

クラミジア検査方法

男性のクラミジア検査の主流は、核酸増幅検査(NAAT:Nucleic Acid Amplification Test)と呼ばれるPCR系の検査です。感度・特異度ともに高く、性感染症診断・治療ガイドライン2020でも第一選択とされています。

男性で行われる主な検査は以下のとおりです。

  • 初尿PCR検査:排尿の最初の10〜20mlを採取。痛みなく簡便。感度95%以上
  • 尿道スワブPCR検査:綿棒を尿道入口部に挿入。やや痛みがあるが高精度
  • 咽頭うがい液PCR検査:生理食塩液で15秒うがいし、その液を検査
  • 直腸スワブPCR検査:細い綿棒を肛門に挿入し、分泌物を採取
  • 淋菌同時検査(NG/CT検査):1検体で淋菌・クラミジアを同時検出

検査結果は通常2〜5営業日で判明します。当院ではプライバシーに配慮し、検査結果はマイページ(オンライン)で確認できる仕組みも整えています。

抗体検査(IgA・IgG)の使い分け

クラミジアの抗体検査(血液検査)は、PCR検査と異なる目的で使用されます。

  • IgA抗体:感染後5〜6週間で上昇。現在感染または最近の感染を示す
  • IgG抗体:感染後4週間以上で上昇。過去または現在の感染を示す

抗体検査は過去の感染歴や深部臓器感染(精巣上体炎・骨盤内感染症)の補助診断として用いられます。ただし、抗原検査(PCR)との一致率が30%程度と低いため、急性期の診断にはPCR検査が優先されます。

抗体は治療後も陽性が長期間続くため、治癒判定には使えません。治癒確認には治療後2〜4週間後にPCR検査を再施行します。



クラミジアの治療法|アジスロマイシン・ドキシサイクリン

クラミジア治療薬

クラミジアの治療は、抗菌薬の経口投与が基本です。性感染症診断・治療ガイドライン2020で推奨されている薬剤は以下のとおりです。

  • アジスロマイシン(ジスロマック)1g:1回内服のみで治療終了。マクロライド系
  • ドキシサイクリン(ビブラマイシン)100mg:1日2回×7日間。テトラサイクリン系
  • クラリスロマイシン(クラリス)200mg:1日2回×7日間。マクロライド系
  • レボフロキサシン(クラビット)500mg:1日1回×7日間。ニューキノロン系
  • シタフロキサシン(グレースビット)100mg:1日2回×7日間。新規キノロン系

第一選択はアジスロマイシン1g単回投与です。1回の服用で治療が完結するため、コンプライアンス(服薬遵守)が高く、男性のクラミジア性尿道炎の標準治療として広く用いられています。

治療薬の使い分け|部位・併存疾患による選択

クラミジアの感染部位や併発する合併症によって、治療薬の選び方が変わります。

感染部位・状況 推奨される治療薬 投与期間
性器クラミジア(尿道炎) アジスロマイシン 1g 単回
咽頭クラミジア アジスロマイシン 1g 単回
直腸クラミジア ドキシサイクリン 100mg 1日2回×7日間
精巣上体炎合併 ドキシサイクリン 100mg 1日2回×10〜14日間
淋菌混合感染 セフトリアキソン注射+アジスロマイシン 同時投与
マクロライド耐性疑い シタフロキサシン 1日2回×7日間

※性感染症診断・治療ガイドライン2020より作成

近年、マクロライド耐性クラミジアの報告が増加しているため、治療後の再検査で陰性確認をすることが推奨されます。再検査で陽性であった場合は薬剤変更を行います。

治療中の注意点|性交渉禁止と治癒確認

治療を成功させるためには、以下の点に注意してください。

  • 治療開始から最低7日間は性交渉禁止:パートナーへの感染防止
  • パートナーも同時に検査・治療:ピンポン感染の予防
  • 治療後2〜4週間で再検査:治癒確認のためのPCR検査
  • 処方薬は最後まで飲み切る:途中でやめると耐性菌の原因に
  • 飲酒は控えめに:抗菌薬の代謝に影響する場合がある
  • 併発感染の確認:淋菌・梅毒・HIVも同時にスクリーニング推奨

クラミジアは適切に治療すれば95%以上が完治する病気です。早期発見・早期治療で合併症を防ぎ、安心してパートナーシップを継続できる状態を取り戻すことができます。



淋病との混合感染と性感染症の総合知識

淋病とクラミジアの混合感染

男性の尿道炎では、クラミジアと淋菌の同時感染(混合感染)が20〜30%に見られます。両者は症状や経過が似ているため臨床的に区別が難しく、検査では両方を同時に調べることが推奨されています。

クラミジアと淋菌の混合感染がある場合は、両方の菌に対する治療が必要です。一般的には以下の治療が行われます。

  • セフトリアキソン(ロセフィン)1g 静脈注射:淋菌に対する第一選択
  • アジスロマイシン 1g 経口:クラミジアに対する第一選択
  • 同時投与:1回の通院で両方の治療を完了

淋病の症状や治療法の詳細については男性の淋病・淋菌感染症の解説記事をご参照ください。性感染症全般の特徴や種類別の症状一覧については男性の性病一覧と症状ガイドもあわせてご覧いただけます。

クラミジア・性感染症の予防|コンドームと定期検査

クラミジアをはじめとする性感染症の予防には、以下が有効です。

  • コンドームの正しい使用:性交開始から終了まで一貫して使用。途中装着は不可
  • 口腔性交時のコンドーム・デンタルダム:咽頭感染の予防
  • 定期的な性感染症検査:パートナーが変わった場合は新規パートナーごとに検査
  • パートナー数の管理:不特定多数との性的接触を避ける
  • 症状時の早期受診:違和感を感じたら数日以内に受診
  • パートナーとの情報共有:性感染症歴・最近の検査結果を相互に共有

性感染症は「自分は大丈夫」という思い込みが感染拡大の最大の原因です。年に1〜2回の定期スクリーニング検査を、健康診断と同じ感覚で受けることをおすすめします。



メンズケアクリニックの性病治療

メンズケアクリニックの性病治療

メンズケアクリニックでは、男性のクラミジア感染症をはじめとする性感染症の検査・治療をオンライン診療で完結できる体制を整えています。来院せずに自宅で検査キットの受取・採取・返送が可能で、結果が陽性の場合は医師の診察後に治療薬を処方します。

  • オンライン診療対応:スマホ・PCで医師の診察を受けられる
  • 自宅で検査キット採取:来院不要のプライバシー配慮
  • 性器・咽頭・直腸の3部位検査可能:感染部位の見落とし防止
  • 淋菌・クラミジア同時検査(NG/CT):混合感染の発見
  • 治療薬の最短当日処方・配送:陽性判明後すぐに治療開始
  • パートナー告知サポート:気まずい告知を医師がサポート
  • 男性専門・男性スタッフ対応:同性スタッフだから相談しやすい

当院では「症状はないがリスクのある接触があった」「健康診断的に検査を受けたい」というご相談も歓迎しています。クラミジアは早期発見・早期治療で完治する病気です。「もしかして」と思ったら、まずはオンラインカウンセリングからご相談ください。

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※検査・治療はすべて医師の診察後に行います



よくある質問(FAQ)

Q1. クラミジアは自然治癒しますか?

クラミジアの自然治癒はほぼ期待できません。抗菌薬による治療を受けない限り、菌は体内に残存し、慢性感染状態になります。一時的に症状が消えることはありますが、これは「治った」のではなく「無症状期に入った」だけで、依然として感染力を持ち、合併症のリスクも続きます。

「症状が消えたから治った」と思って放置することが、最も危険な誤解です。必ず医療機関を受診し、抗菌薬による治療と治癒確認の検査を受けてください。

Q2. クラミジアの治療期間はどのくらいですか?

性器クラミジア(単純な尿道炎)の場合は、アジスロマイシン1g単回投与で治療終了です。1回の服用で約7日間にわたって体内に有効血中濃度が維持されます。

ただし、以下のケースでは治療期間が延長されます。

  • 精巣上体炎合併:ドキシサイクリン10〜14日間
  • 直腸クラミジア:ドキシサイクリン7日間
  • 淋菌混合感染:セフトリアキソン注射+アジスロマイシン経口

治療後2〜4週間で治癒確認のPCR検査を受けることが推奨されます。耐性菌や再感染がないかを確認するためです。

Q3. クラミジアは何度も感染することがありますか?

はい、クラミジアは何度でも感染します。麻疹や水疱瘡のように、一度感染すれば一生免疫がつく感染症ではありません。治療で完治しても、感染者との性交渉で再感染します。

再感染を防ぐには以下が重要です。

  • パートナーの同時治療:ピンポン感染の防止
  • コンドームの確実な使用:性交開始から終了まで
  • 定期検査の習慣化:新規パートナーごと、または半年に1回
  • 治癒確認後の性交渉再開:陰性確認まで性交は避ける

1回治療を受けたからといって、生涯感染しない保証はありません。性活動が活発な期間は、年1〜2回の定期検査を習慣化することをおすすめします。

Q4. 症状がなくても検査を受けるべきですか?

はい、リスクのある性的接触があれば症状がなくても検査を強くおすすめします。男性のクラミジアは約50%が無症状で経過し、検査を受けない限り感染に気づきません。

以下に該当する方は、症状の有無に関わらず検査を受けるべきです。

  • 新しいパートナーとコンドームなしで性交渉をした
  • パートナーが他の方とコンドームなしで性交渉した可能性がある
  • パートナーが性感染症と診断された
  • 性風俗を利用した
  • 過去6か月以上、性感染症検査を受けていない

当院では、症状の有無にかかわらず検査を受け付けており、結果は医師の診察と合わせてお伝えします。

Q5. クラミジアで男性不妊になることはありますか?

クラミジアの放置は男性不妊の原因になりえます。具体的には、クラミジア性精巣上体炎が両側に発症し、精管が閉塞することで精子の通過が妨げられる「閉塞性無精子症」を引き起こす可能性があります。

ただし、以下の点を理解しておいてください。

  • 多くは片側のみの精巣上体炎:反対側の精巣機能は保たれることが多い
  • 早期治療で精管閉塞は予防可能:尿道炎の段階で治療すれば合併症は防げる
  • 不妊リスクの絶対値は高くない:ただし両側性のリスクはゼロではない
  • 女性パートナーへの不妊リスクの方が高い:卵管閉塞は女性で30〜40%

クラミジア感染と診断されたら、男性自身だけでなくパートナー(特に女性)の検査・治療も必須です。将来の妊娠を望む方は、早期治療が何より重要です。

Q6. クラミジアと淋病はどう違いますか?

クラミジアと淋病はどちらも男性の尿道炎を起こす代表的な性感染症ですが、原因菌・症状の強さ・治療薬が異なります。

  • 原因菌:クラミジアはクラミジア・トラコマチス(細菌)、淋病は淋菌(Neisseria gonorrhoeae)
  • 潜伏期間:クラミジア1〜3週間、淋病2〜7日
  • 症状の強さ:クラミジアは軽度〜無症状、淋病は急性で強い症状
  • 分泌物:クラミジアは透明〜白濁少量、淋病は黄色〜緑色多量
  • 治療薬:クラミジアはアジスロマイシン経口、淋病はセフトリアキソン注射

両者は20〜30%で混合感染しているため、検査では両方を同時に調べるのが一般的です。詳しくは男性の淋病・淋菌感染症の解説記事をご参照ください。

Q7. クラミジアの検査費用はどのくらいですか?

クラミジア検査の費用は、検査項目・自由診療か保険診療かによって異なります。

  • クラミジア単独検査(PCR):3,000〜6,000円程度
  • 淋菌・クラミジア同時検査(NG/CT):5,000〜8,000円程度
  • 性感染症フルセット検査(HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎含む):15,000〜25,000円程度
  • 診察料・郵送費別途:クリニックにより異なる

症状がある場合は保険診療での検査が可能で、3割負担となります。症状がない検査希望の場合は自由診療(自費)となるのが一般的です。当院ではご希望に応じて柔軟に対応しています。

Q8. パートナーに陽性を伝えるべきですか?

はい、パートナーへの告知(partner notification)は強く推奨されます。あなたが治療を受けても、パートナーが感染保有していれば、性交渉のたびに再感染が起こります(ピンポン感染)。

告知の際のポイントは以下のとおりです。

  • 責任追及ではなく事実の共有:「お互い検査を受けよう」という姿勢で
  • 無症状であっても感染している可能性を伝える:「症状がないから大丈夫」を防ぐ
  • 同時治療の重要性を説明:ピンポン感染の説明
  • クリニックの紹介:パートナーの受診先を一緒に探す

当院では、パートナーへの告知サポートも行っています。「どう伝えればいいかわからない」という方は、医師にご相談ください。告知のための説明書類の作成や、パートナーの診療予約のサポートもいたします。

参考文献

  • 日本性感染症学会 編「性感染症診断・治療ガイドライン2020」
  • 国立感染症研究所「性器クラミジア感染症の発生動向」https://www.niid.go.jp/niid/ja/chlamydia-std-m.html
  • 厚生労働省「性感染症報告数」https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0411-1.html
  • CDC. Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021. MMWR Recomm Rep. 2021;70(4):1-187.
  • World Health Organization. WHO guidelines for the treatment of Chlamydia trachomatis. 2016.
  • Geisler WM, et al. “Azithromycin versus doxycycline for urogenital Chlamydia trachomatis infection.” N Engl J Med. 2015;373(26):2512-2521.
  • Yasuda M, et al. “Sitafloxacin for the treatment of Chlamydia trachomatis-associated urethritis in men.” J Antimicrob Chemother. 2017;72(2):560-565.

※本記事はメンズケアクリニック 医師の監修のもと、性感染症診断・治療ガイドライン2020と公的機関のデータに基づき作成しています。個別の症状については必ず医師にご相談ください。

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