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EDの初期症状は「完全に勃起しない」ことだけではありません。「中折れ」「硬さの低下」「朝立ちの減少」もEDの代表的な初期症状です。本記事ではIIEF-5問診票・EHS硬さスケールを使ったセルフチェック方法から、20代〜50代の年代別の原因と特徴、生活習慣病との関連、改善法・治療の選択肢まで、ED治療専門の医師監修で網羅的に解説します。EDは早期発見・早期治療で改善が見込める疾患です。まずはセルフチェックで自分の状態を確認してみましょう。

「最近、以前より勃起が弱い気がする」「性行為の途中で萎えてしまうことが増えた」「朝立ちがなくなった」――こうした変化を感じていませんか?
EDというと「まったく勃起しない」状態を想像する方が多いかもしれませんが、実はそれはEDの一部に過ぎません。「中折れ」「硬さの低下」「朝立ちの減少」もEDの初期症状であり、これらを見逃すと症状が進行してしまう可能性があります。
この記事では、EDの初期症状を正しく理解するところから、IIEF-5問診票やEHS(勃起の硬さスケール)を使ったセルフチェック方法、20代〜50代の年代別の原因と特徴、EDと生活習慣病の関係、そして改善法・治療の選択肢まで、ED治療専門の医師監修のもと網羅的に解説します。
EDは恥ずかしい病気ではなく、早期発見・早期治療で改善が見込める疾患です。まずは本記事のセルフチェックで、ご自身の状態を確認してみてください。


ED(Erectile Dysfunction)とは「勃起機能不全」のことで、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が持続あるいは繰り返し起こる」と定義されています。
ここで重要なのは、EDは「まったく勃起しない」状態だけを指すのではないということです。以下のいずれかに該当し、それが繰り返し起こる場合、医学的にはEDに分類されます。
ED(勃起不全)の診断基準は、以下の2つの条件を両方満たす場合です。
EDの診断基準
① 十分に勃起しない(硬くならない、または持続しない)ために、満足な性交を行えない
② そうした状態が持続するか、繰り返し起こる
つまり、「まったく勃起しない」ケースだけでなく、膣に挿入できるほど硬くならない、挿入後に途中で萎えてしまう(中折れ)、以前と比べて明らかに硬さが落ちたといった状態も、繰り返し起こるのであればEDに該当します。
「たまにうまくいかないことがある」程度であれば心配は不要ですが、「最近ずっとこの状態だ」「半分以上の確率で失敗する」といった場合は、EDの初期段階である可能性が高いと言えます。EDは進行性の症状であるため、早期の段階で気づくことが改善の第一歩です。
EDの初期症状として特に多く報告されているのが、次の3つのサインです。これらは「完全にダメ」になる前の段階で現れることが多く、早期発見のための重要な手がかりとなります。
EDの初期症状3つのサイン
① 中折れ(途中で萎える):性行為中に勃起を維持できなくなる。挿入後に硬さが低下して抜けてしまう。EDの初期症状として最も多い訴えの一つ
② 硬さの低下:勃起はするものの、以前のような硬さが得られない。「なんとなく柔らかくなった」と感じる状態。EHS(勃起の硬さスケール)でグレード2〜3に該当
③ 朝立ち(夜間勃起)の減少:以前は頻繁にあった朝立ちが明らかに減った。夜間勃起現象の減少は器質性EDの兆候として注目される
これらの症状は「年のせいだ」「疲れているだけだ」と見過ごされがちですが、放置すると症状が進行してしまう可能性があります。「あれ、おかしいかも」と感じた時点で、この記事のセルフチェックを試してみることを強くおすすめします。


「自分はEDかもしれない」と感じたら、まずは自宅でできるセルフチェックを試してみましょう。ここでは、医療現場でも実際に使われている3つの診断ツールを紹介します。いずれも簡易的な目安ではありますが、自分の状態を客観的に把握する上で非常に有用です。
朝目を覚ますと性的刺激がないのに勃起している――俗に言う「朝立ち」です。これは実は朝だけの現象ではなく、睡眠中に何度も起こっている「夜間勃起現象(NPT: Nocturnal Penile Tumescence)」の一部です。
睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しており、レム睡眠中に生理的な勃起が発生します。これは性的な夢とは無関係に起こる現象で、一晩に3〜5回、各20〜40分間持続するのが正常です。最後のレム睡眠で勃起したまま目覚めると「朝立ち」になります。
チェックポイント:
朝立ちチェックの目安
◆ 週3回以上の朝立ちがある → 正常範囲(器質的な問題は少ない)
◆ 週1〜2回に減少 → 注意が必要。生活習慣の見直しと経過観察を
◆ ほぼ朝立ちがない → 器質性EDの可能性。医療機関の受診を推奨
朝立ちの有無は「心因性EDか器質性EDか」を見分ける重要な手がかりになります。心因性EDの場合、日中の性行為ではうまくいかなくても、夜間勃起は正常に起こることが多いです。一方、朝立ちが明らかに減っている場合は、血管や神経に何らかの問題が生じている可能性があります。
EHS(Erection Hardness Score:勃起の硬さスケール)は、勃起時の硬さを4段階で自己評価する国際的なスケールです。1998年にアメリカで開発され、東邦大学の永尾光一教授によって日本語版が作成されました。医療現場での診断や治療効果の評価にも広く使われています。
| グレード | 硬さの状態 | 食べ物の例え | 性交の可否 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| グレード1 | 陰茎は大きくなるが硬くはない | こんにゃく | 不可 | 重度ED |
| グレード2 | 硬いが挿入に十分ではない | みかん | 困難 | 中等度ED |
| グレード3 | 挿入に十分だが完全には硬くない | グレープフルーツ | 可能 | 軽度ED |
| グレード4 | 完全に硬く硬直している | りんご | 十分可能 | 正常 |
永尾教授は勃起角度の目安として「手のひらを垂直にして指を広げると陰茎用の分度器として使える」と解説しています。勃起時に中指ぐらいの角度まで陰茎が起き上がれば問題ないとのことです。
グレード3以上(グレープフルーツ〜りんご)であれば性交に十分な硬さとされています。膣性交の成功率はグレード3で約60%、グレード4で約93%という研究データもあります。グレード2以下が続くようであれば、医療機関での相談を検討しましょう。
IIEF-5(International Index of Erectile Function-5:国際勃起機能スコア)は、世界中のED診療で標準的に使用されている問診票です。過去6ヶ月間の勃起に関する5つの質問に回答し、合計スコアでEDの有無と重症度を判定します。
以下の各質問について、最も当てはまる選択肢の点数を合計してください。
【質問1】勃起してそれを維持する自信はどの程度ありましたか?
・非常に低い=1点 ・低い=2点 ・中くらい=3点 ・高い=4点 ・非常に高い=5点
【質問2】性的刺激によって勃起した時、どれくらいの頻度で挿入可能な硬さになりましたか?
・ほとんど/全くならなかった=1点 ・たまになった(半分よりかなり低い頻度)=2点 ・時々なった(ほぼ半分の頻度)=3点 ・しばしばなった(半分よりかなり高い頻度)=4点 ・ほぼいつも/いつもなった=5点
【質問3】性交の際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか?
・ほとんど/全く維持できなかった=1点 ・たまに維持できた=2点 ・時々維持できた=3点 ・しばしば維持できた=4点 ・ほぼいつも/いつも維持できた=5点
【質問4】性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか?
・極めて困難だった=1点 ・とても困難だった=2点 ・困難だった=3点 ・やや困難だった=4点 ・困難でなかった=5点
【質問5】性交を試みた時、どれくらいの頻度で性交に満足できましたか?
・ほとんど/全く満足できなかった=1点 ・たまに満足できた=2点 ・時々満足できた=3点 ・しばしば満足できた=4点 ・ほぼいつも/いつも満足できた=5点
※日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」をもとに作成
| 合計スコア | 判定 | 推奨アクション |
|---|---|---|
| 22〜25点 | 正常(EDなし) | 現時点での心配は不要。定期的なセルフチェックを継続 |
| 17〜21点 | 軽度ED | 生活習慣の改善を推奨。症状が気になる場合は医療機関を受診 |
| 12〜16点 | 軽度〜中等度ED | 医療機関の受診を推奨。治療の選択肢について相談を |
| 8〜11点 | 中等度ED | 医療機関の受診を強く推奨。ED治療薬の処方が効果的 |
| 5〜7点 | 重度ED | 速やかに医療機関を受診。背景にある原因の精査が必要 |
合計点数が21点以下であれば、EDが疑われます。ただし、IIEF-5はあくまでスクリーニングツールであり、最終的な診断は医師が行います。点数が低かった方は、この結果を持って医療機関を受診するとスムーズです。


EDの初期症状に気づいたら、次に知っておきたいのが「なぜEDになるのか」という原因です。EDの原因は大きく4つのタイプに分類されます。自分がどのタイプに該当する可能性が高いかを把握することで、適切な対策を講じやすくなります。EDの原因とタイプについてさらに詳しくはこちら
心因性EDは、身体的には勃起する能力があるにもかかわらず、精神的な要因によって勃起が妨げられるタイプです。20〜30代の若年層に多く見られます。
主な原因としては、仕事や人間関係のストレス、パートナーとの関係性の問題、性行為への不安やプレッシャー(パフォーマンス不安)、過去の性的なトラウマなどが挙げられます。「一度失敗した経験が不安となり、次もダメなのではないかと思ってしまう」という悪循環(予期不安)も心因性EDの典型パターンです。
心因性EDの特徴は、朝立ちやマスターベーション時には正常に勃起するが、パートナーとの性行為時にだけうまくいかないというケースが多いことです。この場合、身体的な異常はないため、ED治療薬と心理的なアプローチの組み合わせが効果的です。
器質性EDは、身体的な原因によって勃起機能が障害されるタイプです。40代以降で増加し、加齢に伴う血管の変化や基礎疾患が背景にあるケースが多いです。
器質性EDの主な原因
◆ 血管性:動脈硬化により陰茎海綿体への血流が不足。糖尿病・高血圧・脂質異常症・喫煙が主なリスク因子
◆ 神経性:脳から陰茎への神経伝達が障害される。糖尿病性神経障害、脊髄損傷、前立腺手術後などが原因
◆ ホルモン性:テストステロン(男性ホルモン)の低下。加齢、肥満、ストレスなどで分泌量が減少
◆ 構造性:陰茎の構造的な異常(ペイロニー病など)による物理的な障害
器質性EDの特徴は、朝立ちが減少または消失している点です。性的場面に関係なく勃起機能そのものが低下しているため、前述の朝立ちチェックが重要な判別ポイントになります。
薬剤性EDは、現在服用している薬の副作用としてEDが発症するタイプです。意外と見落とされがちですが、EDを引き起こす可能性のある薬は少なくありません。
EDの原因となりうる代表的な薬剤
◆ 降圧剤(一部のβ遮断薬、利尿剤など)
◆ 抗うつ薬(SSRI、三環系抗うつ薬など)
◆ 抗不安薬・睡眠薬
◆ 前立腺肥大症治療薬(一部の5α還元酵素阻害薬)
◆ 胃薬(H2ブロッカーの一部)
薬剤性EDが疑われる場合は、自己判断で薬の服用を中止してはいけません。必ず担当医に相談し、代替薬への変更や用量調整を検討してもらいましょう。
実際のED患者の多くは、上記のタイプが単独ではなく複数の原因が重なり合って発症しています。例えば、「糖尿病による血管障害(器質性)+病気への不安(心因性)」「降圧剤の副作用(薬剤性)+加齢による血管劣化(器質性)」といった組み合わせです。
混合性EDの場合は、一つの原因だけに対処しても十分な改善が得られないことがあるため、医師による総合的な診断と多角的なアプローチが重要です。


EDは「高齢者の病気」ではありません。年代ごとに原因や現れ方が異なり、20代から発症する方も珍しくありません。以下の比較表で、ご自身の年代に該当する特徴を確認してみてください。
| 年代 | 推定有病率 | 主な原因タイプ | 代表的な初期症状 | 改善の見通し |
|---|---|---|---|---|
| 20代 | 約8% | 心因性が中心 | 特定の場面で勃起しない | 早期治療で改善しやすい |
| 30代 | 約12% | 心因性+生活習慣 | 中折れ・硬さ低下 | 生活改善+薬で改善 |
| 40代 | 約20% | 混合性(心因+器質) | 朝立ち減少・持続力低下 | 治療薬が効果的 |
| 50代以降 | 約40〜60% | 器質性が中心 | 全体的な勃起力低下 | 治療薬+基礎疾患管理 |
20代のEDは心因性が圧倒的多数を占めます。身体的には健康であっても、精神的な要因で勃起が妨げられるパターンです。代表的な原因は以下の通りです。
パフォーマンス不安:「うまくできるだろうか」「相手を満足させられるだろうか」というプレッシャー。初めてのパートナーとの性行為や、過去の失敗経験がきっかけになることが多い。
過度なポルノ視聴:インターネットポルノへの長期的・過度な接触により、実際のパートナーとの性行為では十分な興奮を得られなくなるケース。近年、若年男性のED増加の要因として注目されています。
仕事・人間関係のストレス:社会人になってからの職場環境や人間関係のストレスが性機能に影響を及ぼすケースも少なくありません。
20代のEDは心因性が中心であるため、原因の解消やED治療薬の使用で比較的改善しやすいのが特徴です。「若いからEDのはずがない」と考えず、早めに対処することが大切です。
30代は心因性EDに加えて、生活習慣の乱れによる影響が出始める年代です。仕事が忙しくなり、睡眠不足・運動不足・飲酒量の増加・喫煙などの不摂生が重なることで、血管や神経の健康が徐々に損なわれていきます。
30代のED初期症状として多いのは「中折れ」と「硬さの低下」です。「以前は問題なくできていたのに、最近なんだか調子が悪い」と感じ始めるのがこの年代の特徴。まだ「年のせい」とは言い切れない年齢だからこそ、生活習慣の見直しとセルフチェックが重要です。EDと生活習慣の関係について詳しくはこちら
40代はEDの有病率が急増する年代であり、約5人に1人がEDに該当するとされています。この年代では、職場でのストレス(心因性)と加齢に伴う血管の変化(器質性)が重なる「混合性ED」が増加します。
40代の初期症状として目立つのは「朝立ちの減少」と「持続力の低下」です。朝立ちの頻度が明らかに減った場合は、動脈硬化が始まっている可能性もあります。この年代からは、ED治療薬の使用が非常に効果的であり、早めの医療機関受診が推奨されます。
50代以降は器質性EDが中心となり、有病率は40〜60%に達します。動脈硬化の進行、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、テストステロンの低下、前立腺疾患の治療薬の影響など、複数の要因が複雑に絡み合うのがこの年代の特徴です。
50代以降でもED治療薬は高い効果が期待できます。「もう年だから仕方ない」と諦める必要はありません。基礎疾患の管理と併せてED治療を行うことで、性生活の質を維持・改善することは十分に可能です。


EDの初期症状は、単に性機能の問題にとどまらない重要な「健康シグナル」である可能性があります。近年の研究では、EDが心血管疾患や生活習慣病の早期警告サインであることが明らかになっています。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満・高血圧・高血糖・脂質異常)や生活習慣病がEDと関係していることは、多くの研究で示されています。具体的には以下のような疾患がEDのリスク因子です。
EDと関連する生活習慣病
◆ 糖尿病:ED有病率は非糖尿病者の2〜3倍。高血糖が血管と神経の両方を障害する
◆ 高血圧:血管の弾力性が低下し、陰茎海綿体への血流が不足する
◆ 脂質異常症:LDLコレステロールの蓄積が動脈硬化を促進
◆ 肥満:テストステロン低下+慢性炎症による血管内皮機能の低下
◆ 喫煙:ニコチンが血管を収縮させ、長期的に動脈硬化を促進
EDはうつ症状を併発しやすく、逆にうつ症状があるとEDになりやすいことも知られています。EDを治療することでうつ症状が軽減する(またはその逆)という効果も報告されており、EDは性交渉だけでなく生活全般の質(QOL)に関わる問題です。
なぜEDが心血管疾患の前兆になるのか――その理由は血管の太さにあります。
陰茎の動脈の直径は約1〜2mmで、心臓の冠動脈(約3〜4mm)や脳の動脈と比べて非常に細い構造です。動脈硬化が全身で進行した場合、最も細い陰茎の血管から先に症状が現れるのは当然と言えます。
実際に、ED発症から心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントが発生するまでの期間は平均3〜5年とする研究報告があります。つまり、EDの初期症状に気づくことは、将来の重大な心血管疾患を予防するチャンスでもあるのです。
EDを「恥ずかしいから放置する」のではなく、「全身の健康を見直すきっかけ」として捉え、早期に医療機関を受診することが重要です。


セルフチェックの結果EDの疑いがある方、または初期症状に心当たりがある方は、「改善法」と「治療の選択肢」を知っておきましょう。軽度のEDであれば生活習慣の改善だけで症状が軽減することもありますし、ED治療薬を使えば高い確率で改善が期待できます。
EDの改善に向けて、まず取り組みたいのが生活習慣の見直しです。ED治療薬と併用することで効果がさらに高まります。EDと生活習慣の改善法について詳しくはこちら
ED改善のための生活習慣
◆ 睡眠:7時間以上の質の良い睡眠を確保。睡眠不足はテストステロンの分泌を低下させる
◆ 運動:週150分以上の有酸素運動(ウォーキング、ジョギングなど)。血流改善と体重管理に効果的
◆ 食事:地中海食(野菜・果物・魚・オリーブオイル中心)がED改善に有効とする研究あり。亜鉛やシトルリンを含む食品も注目
◆ 禁煙:喫煙は血管収縮を引き起こし、EDのリスクを大幅に高める。禁煙によるED改善効果は科学的に実証済み
◆ 節酒:適度な飲酒は問題ないが、過度なアルコール摂取は性機能を低下させる
◆ ストレス管理:ストレスは心因性EDの最大の要因。趣味の時間確保、マインドフルネス、カウンセリングなどの対策を
ED治療において最も即効性があり、多くの患者に効果が期待できるのがPDE5阻害薬と呼ばれるED治療薬です。日本で承認されている主な3種類を比較します。
| 治療薬 | 一般名 | 効果発現 | 持続時間 | 食事の影響 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| バイアグラ | シルデナフィル | 約30〜60分 | 4〜5時間 | 受けやすい | 最も歴史が長く実績豊富 |
| レビトラ | バルデナフィル | 約15〜30分 | 5〜8時間 | 受けにくい | 即効性が高い |
| シアリス | タダラフィル | 約1〜3時間 | 最大36時間 | ほぼなし | 長時間持続、タイミング自由 |
いずれの薬も「飲んだら勝手に勃起する」のではなく、性的刺激があった場合に勃起をサポートする仕組みです。ED治療薬は医師の処方が必要で、心疾患の治療薬(硝酸薬)との併用は禁忌です。自分に合った薬を医師と相談の上で選択しましょう。ED治療薬の詳細・費用はこちら
ED治療は泌尿器科、またはED専門クリニックで受けることができます。「恥ずかしい」「何をされるかわからない」という不安がある方も多いと思いますが、実際の診察はシンプルです。
メンズケアクリニックのED診察の流れ
① WEBまたはLINEで予約(当日予約もOK)
② 問診票の記入(症状・生活習慣・既往歴などを確認)
③ 医師による問診(基本的に触診なし。気になることは何でも相談OK)
④ 必要に応じて血液検査(ホルモン値・血糖値などを確認する場合)
⑤ 治療方針の決定・ED治療薬の処方(1錠から処方可能)
メンズケアクリニックは男性専門のクリニックなので、待合室で女性の患者さまと顔を合わせる心配はありません。また、オンライン診療にも対応しているため、通院が難しい方や地方在住の方でもED治療を受けることが可能です。


本記事ではEDの初期症状とセルフチェック方法を詳しく解説してきましたが、正確な診断と最適な治療方針の決定には、医療機関の受診が不可欠です。セルフチェックはあくまでスクリーニングであり、EDの背後にある原因の特定や、他の疾患(生活習慣病など)との関連を把握し、有効な治療計画を立てるためには、医師による総合的な診断が必要です。


Q. EDの初期症状にはどんなものがありますか?
A. EDの初期症状は「完全に勃起しない」状態だけではありません。代表的な初期症状は①中折れ(性行為中に勃起が維持できない)、②勃起の硬さが以前より低下した、③朝立ち(夜間勃起)の頻度が減った、の3つです。これらの症状が繰り返し起こる場合、EDの可能性があります。早期発見・早期治療が改善の鍵です。
Q. EDかどうかを自分でチェックする方法はありますか?
A. EDのセルフチェックには3つの方法があります。①朝立ちの頻度を観察する、②EHS(勃起の硬さスケール)でグレード1〜4を自己判定する、③IIEF-5問診票(5問)に回答し合計21点以下ならEDの疑いあり。いずれも簡易的な目安であり、正確な診断には医療機関の受診が必要です。
Q. IIEF-5とは何ですか?どう使いますか?
A. IIEF-5(国際勃起機能スコア)は、ED診断に世界的に使われている5問の問診票です。過去6ヶ月間の勃起に関する自信・硬さ・持続力・維持の困難さ・満足度を各1〜5点で回答し、合計点数で判定します。22〜25点が正常、17〜21点が軽度ED、8〜16点が中等度ED、5〜7点が重度EDとされます。
Q. EHS(勃起の硬さスケール)とは何ですか?
A. EHS(Erection Hardness Score)は勃起時の硬さを4段階で評価するスケールです。グレード1(こんにゃく程度)、グレード2(みかん程度)、グレード3(グレープフルーツ程度)、グレード4(りんご程度)に分類されます。グレード3以上であれば性交に十分な硬さとされますが、グレード2以下はEDの可能性があります。
Q. 朝立ち(早朝勃起)がなくなったらEDですか?
A. 朝立ちの減少は器質性EDの兆候の一つですが、それだけでEDと断定はできません。朝立ちは睡眠中のレム睡眠時に起こる生理現象で、疲労や睡眠不足でも減少します。ただし、以前は頻繁にあった朝立ちが明らかに減った場合は、血管や神経の問題を示唆している可能性があるため、医療機関への相談をおすすめします。
Q. 20代でもEDになりますか?
A. はい、20代でもEDになります。20代のEDは主に心因性(精神的要因)が原因で、パートナーへのプレッシャー、仕事のストレス、過度なポルノ視聴による刺激の慣れなどが挙げられます。日本の調査では20代男性の約8%がEDを経験しているとされます。若い世代は心因性が中心のため、早期治療で改善しやすい傾向があります。
Q. EDと生活習慣病にはどんな関係がありますか?
A. EDは動脈硬化・糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病と密接に関連しています。陰茎の血管は心臓の冠動脈より細いため、動脈硬化の影響が先に現れやすく、EDが心血管疾患の「前兆」となるケースがあります。ED発症から心血管イベントまで平均3〜5年とする研究もあり、EDの早期発見は全身の健康管理にも重要です。
Q. EDは自力で治せますか?
A. 軽度のEDであれば生活習慣の改善で症状が軽減する可能性があります。具体的には十分な睡眠(7時間以上)、有酸素運動(週150分以上)、禁煙、節酒、バランスの良い食事が有効です。ただし、中等度以上のEDや器質性EDの場合は治療薬の併用が効果的です。自己判断で放置せず、医療機関での相談を推奨します。
Q. ED治療薬にはどんな種類がありますか?
A. 日本で承認されている主なED治療薬は3種類です。①バイアグラ(シルデナフィル):即効性が高く4〜5時間持続、②レビトラ(バルデナフィル):食事の影響を受けにくい、③シアリス(タダラフィル):最大36時間持続でタイミングを選ばない。いずれもPDE5阻害薬で、医師の処方が必要です。
Q. EDの診察は何科を受診すればよいですか?
A. ED治療は泌尿器科、またはED専門クリニックで受診できます。問診が中心で、基本的に触診や痛みを伴う検査はありません。必要に応じて血液検査を行う場合があります。メンズケアクリニックではオンライン診療にも対応しており、通院が難しい方でもED治療を受けられます。
Q. EDの初期症状は何歳くらいから現れますか?
A. EDの初期症状は年齢に関係なく現れる可能性がありますが、統計的には40代から有病率が急増します。日本の疫学調査では40代で約20%、50代で約40%、60代で約60%がEDに該当するとされています。ただし、20〜30代でも心因性EDは珍しくなく、ストレス社会の現代では若年層のED相談が増加傾向にあります。
Q. 中折れはEDの初期症状ですか?
A. はい、中折れ(性行為中に勃起が維持できなくなる状態)はEDの代表的な初期症状の一つです。「完全に勃起しない」状態だけがEDではなく、「十分な硬さが維持できない」状態もEDの定義に含まれます。中折れが繰り返し起こる場合は軽度〜中等度のEDに該当する可能性が高く、早めの対策が有効です。
参考文献:
※1 日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」
※2 Translational Andrology and Urology 2017; The relationship between depression and erectile dysfunction
※3 大東製薬工業株式会社「男の始業点検」
※4 大東製薬工業公式BLOG「EHS日本語版(日本語版勃起の硬さスケール)」
※5 東邦大学 永尾光一教授による研究報告
※6 日本性機能学会「ED診療ガイドライン[第3版]」IIEF-5問診票
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