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オナニーでAGA!?薄毛・抜け毛・ハゲるとされる理由 3説のウソ



オナニーし過ぎると禿げる…オナニーすると毛深くなる…昔からこのような「都市伝説」を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。「火のないところに煙は立たない…」という諺もありますので、事実関係を含め、どこでこのような「くすぶり」が起きたのかについて考えてみたいと思います。少し薄毛が気になっている性欲の強い男性、要チェックです。

AGA治療薬は、白髪抑制には効かないが、薄毛には効果がある!

長年言われてきた都市伝説「オナニーばかりしているとハゲる」は厳密な意味では、医学的な検証がなされていません。なので、絶対に関係ないと現時点では言い切れません。

ですが、この後にご紹介する3つの説については概ね論破できる状況もありますので、当院としては「オナニーしてもハゲる」は無理があるとお伝えしておきます。むしろ、生理的なものを我慢することでストレスが溜まり、そちらの方が毛髪に良くない影響が出るのでは?と考えています。

それでは、巷に流れる「オナニーでAGA」のいくつかの説を確認していきましょう。当コラムではわかりやすく「3段論法」で各説を捉え、それぞれどこに無理があるのかをご説明いたします。3段論法とは「A=B、B=C、ゆえにA=C」というもので、この中で不自然な箇所を指摘させていただきます。

1.もっともらしいAGAメカニズム説

「自慰行為(オナニー)で薄毛になる」の最も有力な説がこちらのものだと思います。まず、この理屈がどのようになっているのかを見てみましょう。

① 血流に乗って全身を巡っているテストステロン(善玉男性ホルモン)が頭皮上の毛細血管に辿り着く

② 前頭部や頭頂部で「5αリダクターゼ(還元酵素)」と結びついて、薄毛因子DHTが産出される※ 簡略的に、「DHTがヘアサイクルを攻撃する」とも言われます

③ 毛根組織内で男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)がDHTをキャッチし、ヘアサイクルの乱れが生じ始める

④ ヘアサイクルの中で「成長期」と呼ばれる髪が育つ期間が極端に短くなり、毛髪が細く弱々しくなる

⑤ 髪が育たないだけでなく、1本1本が頭皮上に留まっている期間が短くなるため薄毛に至る

 「もっともらしいAGAメカニズム説」の3段論法 1. ハゲや薄毛は男性ホルモンによってもたらされる 2. 男性ホルモンは、オナニーによって増える 3. ゆえに、オナニーするとハゲやすくなる

 論理としては非常に明快です。この説を下支えしている②の「男性ホルモンはオナニーによって増える」については意外にも本当の話です。オナニーで男性ホルモンの分泌量が増すというよりは、性行為によって男性ホルモンが作られますし、厳密には心理的な興奮や性的な妄想によっても男性ホルモンの分泌が促されます。

 ただし、ここで作られるとされる男性ホルモンは、「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンの代表格のことでして、これは男性らしい骨格を作ったり、筋肉量を強化したり、性的な男性機能を高めたりするものです。またメンタル面でも物事をアグレッシブに捉えて、良い意味で前向きに挑戦していく傾向を後押ししてくれます。このため、オナニーで増えると言われている男性ホルモンについては、むしろ男性に良い影響があると考える方が自然です。

 では、上記説の何が問題かと言うと、①の「ハゲや薄毛は男性ホルモンによってもたらされる」という論理です。この表現はAGAのメカニズムをあまりにも大局的に捉えすぎており、誤解を招いてしまいます。薄毛やAGAの要因となるのは、厳密には男性ホルモンの「テストステロン」ではなく、それが変形してしまった「ジヒドロテストステロン(DHT)」の方です。

 さらに言うと、ジヒドロテストステロン(DHT)が生成された段階ではまだ薄毛化は確定しておらず、これが毛根組織内でアンドロゲンレセプターにしっかりと受容されてはじめてヘアサイクルに乱れがもたらされます。せっかくなので、ざっくりとAGAのメカニズムをおさらいしておきましょう。

AGAの正しいメカニズムを知れば、強引な論理に気付く

① 血流に乗って全身を巡っているテストステロン(善玉男性ホルモン)が頭皮上の毛細血管に辿り着く
② 前頭部や頭頂部で「5αリダクターゼ(還元酵素)」と結びついて、薄毛因子DHTが産出される
③ 毛根組織内で男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)がDHTをキャッチし、ヘアサイクルの乱れが生じ始める
④ ヘアサイクルの中で「成長期」と呼ばれる髪が育つ期間が極端に短くなり、毛髪が細く弱々しくなる
⑤ 髪が育たないだけでなく、1本1本が頭皮上に留まっている期間が短くなるため薄毛に至る

つまり、ポイントは「薄毛化をもたらす可能性のあるものは、テストステロンが変化した後のジヒドロテストステロン(DHT)だった」ということですね。前者を「善玉男性ホルモン」、後者を「悪玉男性ホルモン」と呼んだりしますが、オナニーによって体内で作られ分泌量が増すと言われるのは「善玉男性ホルモン」の方であって、それが増えたからと言って必ず悪玉になるとは言い切れないのです(5αリダクターゼがたくさんあり結合しやすい体質なのかどうかで異なります)。

さらに、悪玉化してしまったところで、DHTをしっかりと受容する性質を備えていなければ、まだ薄毛化のスイッチは押されないということなのです。このため、「オナニーをすればハゲる」の第一説はあまりにも強引だったということがおわかりいただけたと思います。

2.ハゲている絶倫おじさんイメージ説


ヘアサイクル

これもおかしな話ですが、たしかに印象としては絶倫の男性(おじさん)の中にハゲている人が多いような気がしますね。また、絶倫の人には毛深い人が多いような印象もあります。まず、この説の3段論法を整理しておきましょう。

 「ハゲている絶倫おじさんイメージ説」の3段論法
1. ハゲている人には精力絶倫の人が多い
2. 精力絶倫の人はたぶんオナニーもたくさんしているはずである
3. ゆえに、オナニーはハゲの要因になる

これを見てもらうとわかりますが、そもそも①も②も確定的なことではなく、「多い」や「~はずである」という予想の上に論理が組み立てられていますね。たしかに薄毛の人に精力絶倫の人が多かったりするわけですが、これは「薄毛→精力絶倫である」という論理としては不完全で、「精力絶倫の方の中には薄毛の人もいた」というだけかもしれません。

また、②の「精力絶倫の人はたぶんオナニーもたくさんしているはずである」もそうとは限らず、むしろ普段あまり自慰行為をしていないからこそ、ここぞのときにパワーが出る可能性もありますよね…。

このようなことから、この絶倫おじさんイメージ説は完全に根も葉もない噂だということがわかります。確かに男性ホルモンが多いために毛深くもなり、精力も絶倫になるわけですが、これは先の説でもご指摘した通り、善玉の男性ホルモンの方の話です。それが悪玉化して不運な形で薄毛になっていく可能性はありますが、善玉の男性ホルモンの多い男性が全員必ずそうなるとは言い切れないのです。

3.精液と毛髪の成分に着目した生化学的見地説

ここまでご紹介した2つの説は正直申しましてほとんど意味のないものですが、こちらの生化学的見地説は少しばかり妥当な要素を含んでいます。では、まずこれまでのように3段論法で整理してみましょう。

① 毛髪を作るためにはタンパク質や亜鉛が必要である

② 精液には、タンパク質や亜鉛が含まれる

③ ゆえに、射精しすぎると毛髪を作る成分が減りハゲる

毛髪の成分は、99%が「ケラチン」と呼ばれるタンパク質で、18種類のアミノ酸が結合して構成されます 。このような、タンパク質の生成(アミノ酸の結合)を促すには酵素の役割も重要で、その材料に「亜鉛」が使われます。このようなことから、毛髪を健康に維持するためには「タンパク質」や「亜鉛」は非常に重要なものと言えます。

そして精液については、②にあるように確かにタンパク質や亜鉛が含まれています。このため、オナニーに限らずSEXを含めて射精が多くなると、相対的に毛髪を作る材料も減少すると言えます。ただし、一般的には射精によって失われる精液の量はたいしたものではなく、そこまで多くのタンパク質や亜鉛は含まれていないと判断されています。

一回の平均的な射精で5ml程度の精子 が放出されると言われていますが、そこに含まれるタンパク質の量は250mg程度だということもわかっています(参照サイト:healthline.com )。このため、仮に毎日SEXや自慰行為に励んでも、毛髪が作られなくなるほどの影響が出るとは考えにくいのです。ただ、何事も過度にしすぎることは良くありませんので、この点については少し意識しておいた方が良いかもしれません(あくまでも一般論のレベルですが…)。

「都市伝説」を信じるよりも専門家に相談して医学的に対処しよう♪

当コラムでは、オナニーとAGAの関係性について、巷に流れる3つの説を取り上げて考えてみました。ご覧いただいたように、どれも結局のところ「表面的な噂」に過ぎないことがわかったと思います。結論としては、「抜け毛や薄毛を気にしてオナニーを遠慮する必要まではない」ということになります(男性としましても、ごく正常な生理現象の一つですので…)。

それよりも、このような噂を意識して薄毛を気遣うくらいなら、早めに当院のような専門クリニックにご相談なされることをおススメします。

男性型脱毛症(AGA)に陥るのは、生活習慣などに加え以下の2点が重要なカギを握っています。

◆善玉男性ホルモンが、悪玉男性ホルモン(DHA)に変化しやすいかどうか
→ 「5αリダクターゼ」という還元酵素を多くお持ちかどうか
◆悪玉男性ホルモン(DHA)をどれだけしっかり受容してしまうか
→ 男性ホルモン受容体の「アンドロゲンレセプター」の感度が高いかどうか

これらは遺伝的な要因に強く作用されるものなので、その性質をお持ちであればいずれ着実に薄毛化が進行します。早めに手を打てば、その進行を緩和したり抑制できる可能性が高くなりますので、「早期治療」が重要になるというわけです。

最近毛髪の量が気になり始めたという方、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

当院ではオンライン診察を実施しており、オンライン限定の定期処方ではミノキシジル+フィナステリドが月8800円(税抜)と
いう破格の値段でAGA治療を実施できます。本窓口は当LINEからになるので、是非ともお気軽にご相談ください。

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