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バイアグラを飲んではいけない人は?理由も解説



バイアグラを飲んではいけない人は?

左矢印

バイアグラには飲み合わせが悪い薬や相性の悪い病気などがあり、服用中の他の薬や持病の影響でバイアグラが問題を引き起こすことがあります。

バイアグラの医薬品インタビューフォーム(医療従事者向け専門資料)[1]をもとに、バイアグラを飲んではいけない人と飲んではいけない理由について解説します。

また当院ではオンライン診察を実施しており、遠方に住んでいらっしゃる方でもED治療を実施できます。本窓口は当LINEからになるので、是非ともお気軽にご相談ください。


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バイアグラを飲んではいけない人の一覧

以下の①~⑩の人に対してはバイアグラの投与ができないことになっています。バイアグラを飲んではいけない理由についてはのちほど詳しく解説します。

飲んではいけない人 理由
以下の薬剤を使用中の人
①硝酸剤、一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなど)
②アミオダロン塩酸塩(経口剤)
③可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤(リオシグアト)
薬の作用が増幅して危険
以下の病気・症状がある人
④重度の肝機能障害
⑤低血圧、治療による管理がなされていない高血圧
⑥脳梗塞・脳出血(最近6ヶ月以内に発症した人)
⑦網膜色素変性症
重い副作用が生じる恐れがある
⑧心血管系障害があり、性行為が不適当と考えられる人 性行為が心臓に負担となり危険
⑨過去にバイアグラを服用してアレルギー反応が起こった人 再びアレルギー反応が生じる
⑩未成年 効果や安全性が不明

勃起のメカニズムとバイアグラの作用

バイアグラを飲んではいけない理由を理解するためには、バイアグラの作用を理解しておく必要があります。勃起のメカニズムとバイアグラの作用をここで簡単にまとめておきます。

勃起のメカニズム

勃起は次のようにして起こります。


性的刺激を受け、脳から陰茎に勃起を促す信号が送られる

信号を受けて、陰茎の血管でNO(一酸化窒素)が放出される

NOの作用により、cGMPという分子が増える

cGMP の働きで陰茎海綿体につながる動脈が拡張し、血がたくさん流れ込む

陰茎海綿体から静脈への出口が狭まり、血が流れ出にくくなる

その結果、陰茎海綿体が血で充満し、勃起に至る

陰茎海綿体にはcGMPを分解する分子(PDE5)が存在しています。性的刺激・興奮が続いている間はcGMPのほうが勝っていますが、刺激・興奮が収まるにつれてPDE5の働きでcGMPが減っていき、陰茎海綿体から血が流出して、勃起が収まります。

バイアグラの作用

バイアグラはPDE5の働きを抑える薬(PDE5阻害薬)のひとつです。

EDの人は血管・神経の障害や心理的な問題で勃起(陰茎海綿体への血の充満)が起こりにくくなっています。バイアグラを飲んでPDE5の働きを低下させると、その分だけcGMPの働きが増し、陰茎海綿体に血が流れ込みやすい(=勃起しやすい)状態になります。

バイアグラを飲めない理由

バイアグラを飲めない理由

上記①~⑩の人がバイアグラを飲んではいけない理由を解説します。

①硝酸剤などの一酸化窒素供与剤を使用中の人

硝酸剤を初めとする一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなど)は、NO(一酸化窒素)を増やして血管を拡張する薬です。狭心症などの治療に使われます。

NOは血管細胞のcGMPを増やし、血管を拡張させます。バイアグラもcGMPを増やして血管を拡張する作用を持つため、併用するとこの作用が増幅され、危険なほど血圧が低下して、場合によっては死亡事故につながる恐れがあります。

②アミオダロン塩酸塩(経口剤)を服用中の人

アミオダロン塩酸塩は心臓の異常な興奮を抑えて脈の乱れを整える薬です。再発不整脈などの治療に使われます。

バイアグラと同じくPDE5阻害作用を持つED治療薬レビトラ(バルデナフィル)は、アミオダロン塩酸塩と併用すると心臓に悪影響を及ぼす恐れがあることが知られています。

バイアグラでも同様のことが起こる可能性が否定できないため、アミオダロン塩酸塩との併用は禁じられています。

③可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤(リオシグアト)を服用中の人

リオシグアトは可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)を刺激してcGMPの生成を促進する薬で、肺動脈圧を低下させる作用があり、慢性血栓塞栓性肺高血圧症や肺動脈性肺高血圧症の治療に使われます。

バイアグラもcGMP の生成を促進する作用があるため、併用すると作用が増幅し、低血圧を引き起こす恐れががあります。

④重度の肝機能障害がある人

バイアグラは主に肝臓で代謝され、便の中に排出されます。肝硬変などの重度の肝機能障害があると、代謝・排出がなかなか進まず、バイアグラの濃度が過剰となり、問題を引き起こす恐れあります。

そのため、重度の肝機能障害の人に対してはバイアグラの投与が禁じられています。

⑤低血圧の人や治療による管理がなされていない高血圧の人

バイアグラには血管拡張作用があり、服用すると軽度の血圧低下を引き起こす可能性があります。

血圧が「90/50mmHg(最高血圧/最低血圧)」未満の低血圧症の場合、バイアグラの服用で血圧がさらに下がり、問題が生じる恐れがあります。そのため、血圧が「90/50mmHg」未満の人に対しては投与が禁じられています。

安静時最高血圧が170mmHgを超える人や安静時最低血圧が100mmHgを超える人がバイアグラを服用した場合、バイアグラの作用で血圧が急激に低下し、危険な状態が引き起こされる恐れがあります。

そうした高血圧の人でも、治療薬などで血圧がコントロールされていれば、併用する薬などに注意しつつバイアグラを服用できることがあります。それ以外の場合はバイアグラを使用できません。

⑥最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を発症した人

脳梗塞・脳出血が起こると、脳の血液循環を一定に保つ自動調節機能に障害が生じるため、血圧が下がった際に脳の血液循環が低下します。

バイアグラは血管拡張作用を持ち、軽度の血圧低下を引き起こす可能性があり、脳の血液循環に悪影響を及ぼす恐れがあります。

そのため、最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を発症した人に対してはバイアグラの投与が禁じられています。

⑦網膜色素変性症の人

網膜色素変性症は夜盲症(暗いところでは急激に視力が低下する症状)に始まり、徐々に視野狭窄・視力低下が進行し、最終的に失明に至ることもある遺伝病です。網膜に分布するPDE6という分子に関わる遺伝子の異常が要因と考えられています。

バイアグラは主にPDE5を阻害する薬ですが、PDE6に対しても多少の作用を及ぼすため、網膜色素変性症の人に対してはバイアグラの投与が禁じられています。

⑧心血管系障害があり、性行為が不適当と考えられる人

性行為時には心拍数・血圧・心筋酸素消費量が増大します。

心筋梗塞、心不全、不安定狭心症、生命に危険のある不整脈などの心血管系障害を発症した人は、性行為時のそうした変化により危険な状態に陥るリスクがあります。

そのため、最近6ヶ月以内にそうした心血管系障害を発症した人に対してはバイアグラの投与が禁じられています。

⑨過去にバイアグラを服用してアレルギー反応が起こった人

バイアグラの服用で皮膚・まぶたのかゆみや発疹が起こる場合があります。それらの症状は免疫の過剰反応によって起こるアレルギー反応です。

過去にバイアグラでこれらの反応が起こったことがある場合、体の中にバイアグラの成分に反応する抗体ができており、バイアグラを服用すると再びアレルギー反応が生じてしまうため、バイアグラを服用できません。

バイアグラは主成分のシルデナフィルと添加剤(青色2号など)でできています。アレルギー反応が主成分ではなく添加剤に対して生じたものであれば、バイアグラのジェネリック(シルデナフィルを主成分とし、バイアグラとは別の添加剤を加えたもの)は服用できる可能性があります。

⑩未成年

バイアグラは成人を対象として開発された薬で、未成年に対しては効果や安全性について研究が行われておらず、臨床試験も実施されていません。そのため、未成年に対してはバイアグラは投与できません。

バイアグラを飲めるかどうかは医療機関で判断してもらいましょう

バイアグラと飲み合わせの悪い薬や相性の悪い病気を列挙してきましたが、自分がバイアグラを飲んでいいのかどうか判断に迷うという方も少なくないかもしれません。

併用できない薬の服用をやめた直後の人や、過去に発症した心血管系障害から回復した人、高血圧を治療している人など、服用できるかどうか微妙なケースもあります。

自分は大丈夫だと思っても、実は薬や持病の理解が間違っていて、本当はバイアグラを飲んではいけないケースに当てはまるかもしれません。

最終的には、医療機関を受診して服用中の薬や持病、これまでにかかった病気などについて医師に説明し、専門的な見地から服用可能かどうか判断してもらうようにしてください。

不十分な知識をもとに「自分は大丈夫だ」と思い込んで、通販(個人輸入)のバイアグラジェネリックなどに手を出すと、思わぬ副作用が生じたり病状が悪化したりする恐れがあります。通販ED薬には偽物も多く混じっているので、安易に手を出さないようにしましょう。

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