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脇の医療脱毛のメリット・デメリットや施術回数について



脇の医療脱毛のメリット・デメリットや施術回数について

左矢印

脇の脱毛と言えば女性が受けるものというイメージがありますが、最近では男性の間でも人気があります。

男性の脇脱毛が人気な理由や、実際に脱毛する場合のメリット・デメリット、脱毛にかかる期間・回数について解説します。

男性が脇脱毛を受ける理由とは?

男性が脇を脱毛する理由は主に2つあります。

①女性と同様に、脇毛を全部なくして見た目や手触りを「ツルツル」にしたい

②脇の蒸れや臭いを改善したり、はみ出た脇毛をなくしたりすることで、清潔感を高めたい

①の理由で脇脱毛を受ける男性は少数派で、多いのは②の方です。

脇を完全にツルツルにすることに対しては、多くの男性が抵抗を感じます。女性目線からしても、①の理由で脇を脱毛する男性に対しては意見が分かれるようです。「清潔感があっていい」と受け取る女性もいれば、「気持ち悪い」「自意識過剰」と受け取る女性もいます。

一方、②については抵抗を感じない男性が多く、女性も好感を持つ場合が多いようです。

とくに、脇からはみ出している脇毛(腕を上げなくても見えている脇毛)や、もじゃもじゃと大量に生えている脇毛は苦手という女性が多数派です。そうした男性に対しては、女性は積極的に脱毛してほしいと考えるようで、「はみ出すくらいだったらツルツルのほうがいい」という意見もよく見られます。

また、女性は男性の臭いに敏感です。脇はとくに臭いが発生しやすい部位であることから、脇を清潔にしている男性のほうが女性に好まれます。

こうしたことから、多くの男性が清潔感や女性への印象を向上するために脇の脱毛を行っています。

脇の医療脱毛の効果

医療脱毛では、メラニン色素に反応するレーザーを脇に照射します。レーザーは毛のなかにあるメラニン色素に反応して熱を発生させます。熱は毛の根元に伝わり、毛の源である毛包を破壊します。破壊された毛包からは毛が生えなくなり、「永久脱毛」の状態となります。[1]

毛は生えては抜け、抜けては生えるというサイクル(毛周期)を繰り返しており、レーザーは毛が生えているところにしか効きません。毛が抜けているところは、また毛が生えてくるのを待ってからレーザーを当てる必要があります。

したがって、1度の施術で脇毛をすべてなくすことはできません。数回にわたって施術を行い、徐々に毛を薄く、少なくしていくことになります。

レーザー照射をほどほどの回数でやめれば、ちょうどよい薄さの脇毛にすることができます。そのため、「ツルツル」にしたいわけではない男性にも医療脱毛は適しています。

男性が脇の医療脱毛を受けるメリット

男性が脇の医療脱毛を受けるメリット

脇臭が軽減される(ただしわきがは治せない)

脇の皮膚の中には、汗を出す2種類の器官(エクリン腺とアポクリン腺)があります。アポクリン腺から出た汗には脂質やタンパク質が多く含まれており、これらが細菌に分解されると特有の臭いが発生します。

脇に毛がたくさんあるほど細菌が繁殖しやすく、臭いも発生しやすいです。医療脱毛で毛が少なくなれば、細菌が繁殖しにくくなりますし、汗も拭き取りやすくなります。そのため、脇脱毛は脇の臭いの軽減に効果的です。

脇脱毛でわきがが治ったり、逆にわきがになったりするという噂が一部で広まっているようですが、これには医学的根拠がありません。

わきが(腋臭症)はアポクリン腺の働きが過剰なことで起こります。医療脱毛は毛包を破壊するだけで、アポクリン腺やエクリン腺を破壊するわけではないので、わきがの治療には使えません。逆に、わきがになることもありません。

面倒な自己処理が不要になる

脇毛をシェーバーや毛抜きで処理することもできますが、手間がかかりますし、慎重に行わないと肌を傷めるリスクがあります。

医療脱毛を受ければ自己処理が不要になるか、不要とまでは行かなくても処理の頻度を大幅に減らせます。

医療脱毛であれば「永久脱毛」が可能

エステ脱毛には一時的な効果しかなく、脇の状態を保つには頻繁に処置を繰り返す必要があります。したがって、通う手間がかかるだけでなく、費用がかさんでしまい、長い目で見ればコスパがよくありません。

家庭用脱毛器についても同じことが言えます。1回の効果はエステより劣るものが大半です。

いわゆる「永久脱毛」が可能なのは医療機関で行う医療レーザー脱毛だけです。

ただし、「永久脱毛」といってもすべての毛を永久に生えてこなくさせられるわけではなく、うぶ毛のような薄い毛には一時的な効果しかありません。[3]

男性が脇の医療脱毛を受けるデメリット

男性が脇の医療脱毛を受けるデメリット

痛みを伴う

医療レーザー脱毛ではレーザーをなるべく狭い範囲に照射しますが、毛の周りの皮膚にもレーザーが当たってしまうことを完全に避けることはできません。

皮膚にレーザーが当たると、メラニン色素が急激に熱くなり、瞬間的に輪ゴムで弾かれたような痛みが生じます。肌が黒いほどメラニン色素が多く、痛みが強くなります。

脇毛はひげや陰毛に比べれば痛みが小さいものの、人によってはかなり鋭い痛みが生じることがあります。痛みが心配な方は、麻酔のオプションを利用するとよいでしょう。

お金がかかる

医療脱毛は、エステ脱毛や家庭用脱毛器に比べれば一度にまとまった費用が必要になります。

ただし、医療脱毛は効果が長続きするため、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れていると言えます。

女性受けが悪くなる可能性もある

男性の脇毛に対する女性の意識は多様です。脇を脱毛している男性に対し、女性が嫌悪感を覚えたり、魅力的でないと感じたりする可能性もあります。

とくに、男性が脇を「ツルツル」にすることに対しては抵抗がある女性が少なくありません。

医療脱毛で除去した脇毛は元に戻せないため、どの程度の脱毛を行うべきか、事前に十分に検討しておくことが重要です。

男性の脇脱毛に必要な施術回数・期間は?

毛は「成長期→退行期→休止期」というサイクル(毛周期)を繰り返しており、退行期の終わりに毛が抜け、休止期の間は毛がない状態となります。レーザーは毛が生えているところにしか効かないため、休止期の状態ではレーザーを当てても毛包を破壊できません。

毛が生えている毛包(成長期・退行期にある毛包)は全体の2割ほどで、残りの8割ほどは毛が一時的に抜けた状態(休止期)になっています。

つまり、1回の処置で破壊できる毛包は2割程度に過ぎず、すべての毛包を破壊するには5回程度の施術が必要ということになります。

休止期の長さは部位によって異なりますが、概ね数ヶ月ほどです。[1]

クリニックでは、毛周期を考慮し、毛の生え具合も確認しながら、1~3ヶ月に1回程度のペースでレーザー照射を行います。例えば、2ヶ月ごとに計5回の施術を行った場合、完了までに10ヶ月かかります。

どの程度まで脱毛するかによって回数は変わります。毛の生え替わりには個人差もあり、それによって必要な期間や回数が多少変動します。

まとめ

男性の脇脱毛には、清潔感向上や女性からの好感度アップなどのメリットがあります。

男性が脇を完全にツルツルにすること対しては抵抗感のある女性が多いものの、清潔感が高まる程度に薄くするのであれば、大半の女性が歓迎するようです。

医療脱毛は比較的高額の費用がかかりますが、効果が持続するため、エステ脱毛などに比べて長期的にはコスパが高いと言えます。

脇脱毛で後悔しないためには、自分の希望や目的をはっきりさせ、必要な期間や費用も考慮した上で施術を受けることが重要です。

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