ニキビ跡に本当に効く？ダーマペン徹底解説

ダーマペンには幾つか種類がありますが2018年に最新バージョンのダーマペン4が発売されて以降は2022年現在、医療機関で幅広く提供されているダーマペンはダーマペン4を使用した施術になります。

ゆえに「ダーマペン4」という施術名でメニューに載せているクリニックも多いです。
ダーマペン4はFDA（米国食品医薬品局）で認可されている医療機器です。

白や赤い色をした現役で存在するニキビは、ダーマペンを肌に刺すことで、ニキビの原因となっているアクネ菌や雑菌、膿を取り除くことができます。

それが結果的に赤色または白色をした現役のニキビが色素沈着やクレーターになることを予防すると同時に、現役ニキビの治りを早くする効果が見込めます。

毛穴の開きは、過剰に分泌された皮脂が、毛穴入り口をこじ開ける事で拡がってゆくことが根本的な原因です。

毛穴に詰まった皮脂が角栓となり、その表面が酸化して黒くなります。

代表的な例が鼻に黒い点々が目立つ「いちご鼻」の状態、頬に黒い点々が広がる「みかん肌」の状態です。

ダーマペンは皮脂の過剰分泌を抑え、毛穴に詰まった皮脂を排出しやすくするため、毛穴の黒い点々を解消していくことができるので「いちご鼻」や「みかん肌」の改善にも適した治療です。

ダーマペンは前述したように肌の張りをもたらすコラーゲンや肌の潤いをもたらすヒアルロン酸の生成作用があるため、目の周りや頬、口周りなどの小ジワ（ちりめんじわ）の改善効果も見込めます。

ビタミンCなどの有効成分や成長因子製剤などを導入するとより高い効果が見込めます。

ダーマペンは肌のトーンを明るくするホワイトニング効果も見込めます。

シミやくすみといった肌の黒ずみの原因はメラニンという色素細胞です。メラニンは肌のターンオーバーによって排出できます。

ダーマペンは肌のターンオーバーを促すので、メラニンの排出が進めて、シミやくすみの改善が見込めます。

1回の治療でも「肌にハリが出てきた」、「ニキビが減った気がする」などの効果を実感できる事が多いですが、ニキビ跡や毛穴の開き、肌質の根本的な改善を目的とされる方は1ヶ月毎に合計5～10回続けて治療すると効果を体感しやすいでしょう。

ダーマペンの術後のダウンタイムは施術個所や肌質、穴を空けて針を刺した深度によって変わってきます。

一般的な目安は針を刺した深さが0.5mm程度の浅い施術であれば1日～2日。
2.0～3.0mmの深い施術であれば、1週間前後です。

特に額など皮膚が薄い部位は炎症や流血が治まるまでに少し時間がかかる場合があります。

ダーマペンの施術を受けた後の数日間は下記事項に注意して過ごされると良いでしょう

〇治療当日
施術後の洗顔・入浴は控えてください。
また、術後の肌には極力刺激を与えないでください。

特に入浴は全身の体温が上昇し、血流の活発化を促してしまうため、出血や赤みが強く出てしまうことに繋がります。
治療して6時間くらい経過した後に、軽くシャワーをする程度で済ませた方が無難です。

その他、飲酒や刺激の強い化粧水やピーリング剤、ビタミンA（レチノール）やハイドロキノンを含んだコスメを使用することも控えた方が良いでしょう。

〇施術後数日間
前述したように炎症が長引くケースもあります。
一時的に乾燥や痒みが出たり、皮が剥けたりすることがあります。

また、術後の敏感な肌には日焼けが大敵です。
日焼けをしないように、紫外線対策をしっかり行いましょう。
※術直後は日焼け止めを塗る事はNGなので、施術する時間帯や時期には気を付けましょう。

ダウンタイム中はとにかく
・肌に刺激を与えない
・日焼けに気を付ける

上記を心がけていただければダウンタイムが短くなる可能性が高まることは間違いないです。