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介護脱毛という言葉をご存知でしょうか。将来、自分が介護されるときのことを考えて、前もって恥ずかしくないようにアンダーヘアを脱毛しておこうというものです。数年前から30代40代の女性に意識されるようになり、昨今ではメンズの中にも広がりつつあります。男性の介護脱毛のポイントについて解説いたします。
介護脱毛とは、自分が介護される際、介護してくれる方のためにも、自分のアンダーヘアを予め整えておこうというものです。下の毛をツルツルにしておくというよりも、最低限見苦しい状態や、排便時に肛門周りの毛が絡むようなことを回避すべく、持続的な脱毛効果のある「医療脱毛」で対処しようというものです(エステ脱毛ではまた生えてくるので介護脱毛を実現することはできません)。
いわゆる「イマドキ男子」の間ではアンダーヘアを整える機運が高まっていますが、目的という意味では少し目指しているものが異なっているかもしれません(ただし、「VIO脱毛」をベースにしているという意味では施術上の処置はほぼ同じものとなります)。
介護脱毛のタイミングとしては、通常30代中頃くらいから50代前半くらいにご決断されることが多いです(中心層は40代)。前述のとおり「VIO脱毛」をベースにしていますが、スネ毛などの毛量が多い場合には、「この際、全身脱毛で…」とご判断されることもあります。
介護脱毛がミドルエイジに多い理由は、ずばり「毛が黒くないと医療レーザーが反応しないから」です。少し意外かもしれませんが、「親の介護を通して自分が介護される未来を思い描くようになるから…」というより、レーザー脱毛の施術上の制約として、「白髪が邪魔をしてしまう年齢に近づいてきたから…」ということになります。
大多数の男性は、30代中頃になると頭髪にぽつぽつと白髪が出始めます。早い人だと、20代の後半で白髪が数本混じり始めるということもあるでしょう。医療脱毛で使用されるレーザーは、ムダ毛の黒い色素(メラニン色素)に反応して熱を伝達するというメカニズムになっているので、「白髪になってしまってからでは、レーザー脱毛で対処することはほぼ不可能になる」という点を覚えておいてください。
介護脱毛を考えるちょうど良い時期:頭髪の白髪が増え始めた頃
頭髪に白髪が目立ち始めても、直ぐにはアンダーヘアにまで白髪は拡がりません。一概には言えませんが、頭髪にかなりの本数白髪が出るようになってきて始めて、陰毛などにも白髪がぽつぽつ見えてくる傾向があります。通常は、陰毛よりもモミアゲや顎、鼻毛などに白髪が混ざり始める方が先になるかと思います(もちろん、白髪の出やすさなどの個人差はあります)。
このようなことから、将来を見越し、アンダーヘアをある程度すっきり整えておきたいのであれば、頃合いとして「自分の頭髪に白髪が目立ち始めたタイミング」が良いです。あるいは、「鼻毛に白髪が混ざり始めたら」というのも良い目安と言えるでしょう。早く対処していただくぶんには何の問題もございませんが、50代の後半くらいになってくると場合により対応が難しくなってしまう可能性もございます。この点、少し意識しておいてください。
介護脱毛の中心的な目的は、排泄介助時の負担軽減です。人によっては、見られたときの恥ずかしさ回避ということもあるでしょう。それ以外にも、細かく考えてみると「なるほど!」と思える見えにくいメリットもございます。
あまり気持ちの良い話ではありませんが、自分が大きい方のお漏らしをしてしまった場合、言うまでもなくそこに便は付着しています。介護用のオムツを履いていたとしても、自分で処理できなくなっているケースでは、家族なり介護資格者なりがその後処理をすることになります。
この際、初めから肛門周りの毛がキレイにお手入れされていれば、余計な汚物が毛に付着しないので、拭き取りがスムーズになります。お漏らしではなく、普段の排便においても、ウォシュレットの洗浄だけで十分に事足りる可能性が高くなります。排泄作業は生きている限り避けて通れないものですので、ここで自分と相手の双方に負担がかからないのは非常に大きなメリットと言えます。
精神的負担、羞恥心、ストレスなどの軽減も
誰しも自分の下の世話を他者にお願いしたいとは思いません。自分の身体に付着した汚物であれば、自分でキレイにしたいと思うのが普通です。それでも、寝たきりなどになってしまえば、誰かに頼らざるを得ないのが現実です。
ご家族や介護担当者がこの作業を率先して引き受けたいわけではないのは言うまでもありませんが、介護される自分としても、他者にそれをお願いしなければならない状況を恥ずかしく感じます。人によっては羞恥心や屈辱感で日々イライラを募らせてしまうかもしれません…。
介護脱毛は、このように「未来の自分に起こり得るストレスを、予め今の自分が先回りして労わる行為」と言えます。身体的負担の軽減だけでなく、精神面でも介護される自分、介護してくださる方の双方に大きなメリットをもたらしてくれます。
肛門周辺の毛に汚物が付着したままになってしまうと、常に嫌な臭いを身にまとうことになります。自分ではあまりそれを感じなくなっていても、周囲の人やご家族にとっては不快感に繋がりやすくなります。
また、付着している汚物は皮膚にとって良いものではないため、長時間そのままでいると衛生面での悪影響が懸念されます。周辺に傷などがあれば、皮膚の炎症や感染症に繋がるリスクも考えられます。たかだか「毛の有無」に過ぎませんが、他人のアンダーヘアとなるとなかなか手が行き届かないのが現実で、それが予期せぬリスクを取り込んでしまう可能性があるのです。
「衛生面に配慮する」という意味合いでも、介護されたときのことを考えて予め「医療脱毛」で手を打っておくことは非常に重要な意味を持っていると言えるでしょう。
強すぎる「ゴシゴシ洗い」を回避してくれる
「入浴介助」をしてもらう際、アンダーヘアによく汚物が付着しているような事があると、介助する側としてはそこを丁寧にゴシゴシと洗わざるを得ません…。この際、悪意がなくても力が入り過ぎてしまうことがあり、皮膚の方に負担が強く出てしまう可能性もあります。
自分では皮膚感覚を頼りに最適な力加減で洗えますが、年配者の肌を洗う際にはやはり「ちょうど良い」を見極めるのは困難です。洗浄のあり方によっては、お肌の炎症のきっかけになったり、感染症などのリスクを取り込む可能性もあります。
初めからそこに毛がなければ、無駄に強くこする必要はありません。このように、自分の手で洗えなくなる未来を想定し、「予め洗うべきものを少なくしておくこと」が介護脱毛では実現可能なのです。
介護脱毛は、アンダーヘアの「VIO脱毛」が中心となる施術です。当院では「介護脱毛」という特殊なコースは設定しておらず、VIO脱毛などで各患者さまのご希望に応じる形になります。
VIO脱毛に関しては、よく「無料カウンセリング」などでもご質問をいただくことがございますので、こちらでポイントをいくつがご紹介させていただきます。
レーザー脱毛では、持続的な効果が見込める半面、施術自体にやや大きめの痛みが伴います。ムダ毛の太さや濃さなどに比例する傾向もあり、アンダーヘアに関しては痛みレベルが非常に強く出やすいのが特徴的です。
このため、当院ではVIO脱毛の際「表面麻酔」を施して施術するのが一般的です。麻酔処置は規定量に基づいて2,000円が別途必要になりますが、こちらを塗布した状態でもある程度「強めの痛み」は生じ得ます(ただし、痛すぎて施術を継続できなくなることはほぼございませんので、この点はご安心ください)。
介護脱毛では、肛門周辺のOラインをしっかり脱毛されることをおススメしています。一方、ビキニラインや性器周辺については、どの程度の毛量に抑えたいかは患者さま次第です。
日本人でビキニ部分がツルツルの男性はまだほとんどいませんので、この部位の完全な脱毛は避けた方が無難でしょう。医療脱毛では、「清潔感が感じられるレベル」といった具合に、ツルツルではなく毛量を落とすという処置が可能です。患者さまの希望に近づけるような施術をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
VIO脱毛の施術では、施術部位をタオルなどで隠しつつ、少しずつ局部をズラしてレーザーを照射していくようなスタイルが基本です。施術担当者の前で真っ裸になって大きくお尻を広げるような…「極端に恥ずかしい状況」は回避できるように配慮しています。
もちろんある程度のご協力は必要になりますが、恥ずかしくて施術ができない…といった心配までは不要です。どうぞご安心ください(詳しくは無料カウンセリングにてお尋ねください)。
当コラムでは、「介護脱毛」についてご紹介し、そのメリットや具体的施術となるVIO脱毛についてもご案内いたしました。誰しも若いころは自分の老いた姿を想像することなどありませんが、老いは必ずいつか自分を捉えるものです。
自分が親を介護するときになって、「やはりアンダーヘアは脱毛しておくべきだな…」と納得できても、既に白髪がたくさん生えていると、思うような施術が実現できない可能性もあります。ビキニライン等の毛量調整さえ誤らなければ、VIO脱毛は誰に迷惑がかかる施術でもありませんし、それによって健康を害するような心配もございません。
「将来の自分を今労わる」という意味においても、当コラムをきっかけに「介護脱毛」について考えてみてはいかがでしょうか。随時「無料カウンセリング」を実施しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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