男の全身脱毛は後悔しがち？？　清潔感のメリットと注意点

全身脱毛は、方向性としてキレイ系男子を目指す施術と言えます。このため、元々濃い顔立ちの男性でない場合、全身脱毛をすることで女性寄りに近づき過ぎてしまい、「男っぽさ」が本当に薄れてしまったというケースも考えられます。結果、「頼りがいのある男性像」からかけ離れてしまい、なんだか草食系が強化されてしまう…ということも時として起こるかもしれません。

患者さまの顔立ちや元々の毛深さなどもあるので一概には言えませんが、「男っぽさ」を消滅させてしまうことに不安がある場合は、ヒゲには手を付けず、「ボディーのみの全身脱毛」に留めておくという方法が考えられます。あるいは、ヒゲを含めた全身脱毛にする場合でも、お顔については完全なツルツルを目指さないという選択で、ある程度「男らしさ」を温存することができます。

全身脱毛では、基本的に「お顔部分（ヒゲ）」と「VIO（下半身のデリケートゾーン）」を患者さまの希望によって選択できます。上図のように「施術対象に含めるor含めない」によって全身脱毛は4パターンあり、それぞれ料金体系なども変化します。キレイ系男子に寄り過ぎてほしくない場合は、ヒゲには手を付けないなどの方法をお考えください（後からヒゲだけを施術することも可能ですので、慌ててまとめてしまう必要はありません）。

弱々しさや草食系が強化されてしまったという場合については、後付けの「筋トレ」で男らしさを取り込むという方法も一つです。ボディービルダーを想像していただければわかりますが、彼らには体毛がありません（正確にはお手入れされています）。

ムダ毛がなくなってしまっても、ボディーをしっかりと作り上げることができればキレイな身体のまま男らしさを手に入れることが可能です。「ある程度逞しくもあり、キレイでもあり…」は女性が求める彼氏の理想像かもしれません。全身脱毛でキレイになって終わりではなく、そこを出発点として筋トレで更なる高みを目指すというのも一つでしょう。

デリケートゾーンを含めた全身脱毛をチョイスした場合、特に温泉やサウナなどの公衆浴場では他の人にそれを気付かれてしまうケースがあります。この際、開き直って堂々としていられる人もいれば、「しまった…彼女には同意してもらっていたけど、この場面は想定していなかった…」となってしまう可能性もあります。

面識のある相手との1対1なら平気でも、不特定多数の言葉を交わせない状況だと「どうにも落ち着かない…」となる可能性はありますよね。この際、「失敗してしまった…」と感じてしまうのも頷けます。

既にご説明したように、メンズケアクリニックをはじめ、ほとんどの脱毛クリニックでは全身脱毛をお受けになる際、「VIO脱毛を含むor除外する」を選択できます（「ヒゲ脱毛」も同様です）。公衆浴場などでデリケートゾーンのツルツルで恥ずかしい思いをしたくないという場合は、単純に「VIOを除外した全身脱毛」を選べば良いでしょう。

「スネであってもツルツルなのはちょっと恥ずかしい…」と感じる方もおられるかもしれません。「普段はハーフパンツくらいなのでツルツルでいいんだけれど、銭湯などで全身脱毛がバレてしまうのは嫌だ」といったケースです。

このような場合は、初めからツルツルを目指すのではなく、少し毛量を残すような仕上がりイメージをお伝えください。「ツルツルを目指すのか」、あるいは「ある程度の清潔感で留めるのか」をカウンセリングや施術前にしっかりと伝えておくということです。

完全に希望通りのぴったりとした毛量で仕上がるとは言い切れませんが、方向性として少し残すといった調整であれば施術回数などで近づけることが可能です。日本人は概して自分の希望をはっきり伝えることが苦手ですが、後悔したくないのであれば「どのような仕上がりを希望しているのか？」をはっきりと伝えましょう。

ちなみに、VIOのデリケートゾーンに関しても毛量調整が可能ですので、利便性や清潔感を求めるのであれば、VIOを含める全身脱毛で「自然な薄めを目指す」という手もあります。