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男性のトリコモナス|無症状でもうつる?放置リスクと検査・治療法



トリコモナス(腟トリコモナス症)は、腟トリコモナス原虫が原因の性感染症です。主に性行為で男女ともに感染し、濡れたタオルや浴槽など性行為以外でうつる場合もあります。男性は感染しても無症状のことが多く、気づかないうちにパートナーへうつすおそれがあります。症状が出る場合は尿道の違和感・かゆみ・排尿時の不快感などがみられます。市販薬では治らず、治療はメトロニダゾールなどの抗原虫薬の内服が基本です。放置すると尿道炎や前立腺炎につながることもあるため、心当たりがあれば早めの検査・治療がすすめられます。

CONTENTS / 目次

  1. トリコモナス(腟炎)とは|原虫が原因の性感染症
  2. トリコモナスの症状|男性は無症状が多い
  3. トリコモナスの感染経路|性行為以外でもうつる
  4. トリコモナスの潜伏期間|症状が出るまでの日数
  5. トリコモナスを放置するとどうなる?放置リスク
  6. トリコモナスの検査方法|男性は尿検査でわかる
  7. トリコモナスの治療方法|市販薬は効かない
  8. トリコモナスの予防と再感染(ピンポン感染)対策
  9. トリコモナスと間違えやすい性感染症との違い
  10. メンズケアクリニックのトリコモナス検査・治療|男性専門クリニック
  11. トリコモナスに関するよくある質問(FAQ)

気になる症状があれば、まずは性感染症検査から:メンズケアクリニックは新橋・秋葉原・表参道の3院で男性の性感染症検査・治療に対応(プライバシーに配慮した男性専門クリニック)

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※症状がなくても検査は受けられます。心当たりがある場合は早めの受診をおすすめします。 ※LINEでのご案内は診断ではありません。診断・処方の可否は医師の診察により判断します。

トリコモナス(腟炎)とは|原虫が原因の性感染症

トリコモナスとは|原虫が原因の性感染症

トリコモナス(腟トリコモナス症)は、腟トリコモナス原虫という小さな寄生虫が原因で起こる性感染症です。細菌やウイルスではなく「原虫」が原因という点が、ほかの性感染症との大きな違いです。

「腟炎」という名前から女性特有の病気と思われがちですが、実際には男性も感染します。トリコモナス原虫は男女ともに泌尿生殖器(尿道や膀胱、前立腺、腟など)に入り込み、炎症を引き起こします。世界的には感染者の多い性感染症の一つで、日本でも一定数の感染者が報告されています。

トリコモナスの最大の特徴は、男性が感染しても自覚症状がほとんど出ないケースが多いという点です。そのため「自分は男性だから関係ない」「症状がないから感染していない」と考えてしまい、知らないうちにパートナーへうつしてしまう例が後を絶ちません。男性こそトリコモナスについて正しく理解しておく必要があります。

トリコモナスの原因となる「腟トリコモナス原虫」とは

トリコモナスの原因は、腟トリコモナス原虫(Trichomonas vaginalis)と呼ばれる大きさ0.1mm程度の単細胞の寄生虫です。肉眼では見えない微小な原虫で、複数の鞭毛(べんもう)を使って動き回り、泌尿生殖器の粘膜に感染します。

ここで重要なのが、トリコモナスの原因は「原虫」であるという点です。多くの性感染症は細菌(クラミジア・淋病など)やウイルス(ヘルペスなど)が原因ですが、トリコモナスは原虫が原因という珍しいタイプの性感染症です。原因となる病原体が異なると、有効な治療薬も異なります。トリコモナスには細菌をターゲットにした抗菌薬(抗生物質)は効かず、原虫に効く「抗原虫薬」が必要になります。これがトリコモナス治療の大きなポイントです。

腟トリコモナス原虫は乾燥や高温には弱い一方で、湿った環境ではしばらく生存できるという性質を持っています。この性質が、性行為以外の感染経路(濡れたタオルや浴槽など)にもつながっています。

男性も感染する性感染症(STD)

「トリコモナスは女性の病気」というのは誤解です。トリコモナス原虫は性行為によって男女間で互いにうつり合うため、男性も当然感染します。男性の場合、原虫は主に尿道や前立腺、膀胱に入り込み、尿道炎や前立腺炎の原因となることがあります。

ただし、男性は女性に比べて感染しても症状が出にくい傾向があります。これは、男性の尿道は排尿のたびに洗い流される構造になっているため、原虫が定着しにくく、炎症が軽くすむことが多いためと考えられています。症状が出ないからといって感染していないわけではなく、原虫は体内に残り続け、パートナーへうつす感染源となります。

性感染症は、トリコモナスのほかにもクラミジア・淋病・マイコプラズマ感染症性器ヘルペスなどさまざまな種類があり、いずれも男性が感染します。複数の性感染症に同時に感染しているケースもあるため、トリコモナスが疑われる場合は、他の性感染症もあわせて検査することがすすめられます。



トリコモナスの症状|男性は無症状が多い

トリコモナスの症状|男性は無症状が多い

トリコモナスは、男性では感染しても症状が出ないことが多いのが特徴です。症状が出る場合は尿道の違和感・かゆみ・排尿時の不快感などがみられ、女性では黄緑色の泡状おりものや強いかゆみが現れます。

男性は症状が軽い、あるいはまったく出ないことが多いため、自分が感染していることに気づかないまま日常生活を送っているケースが少なくありません。だからこそ、症状の有無だけで判断せず、心当たりがあれば検査を受けることが重要です。以下では、男性・女性それぞれの症状と、無症状でもパートナーへうつるという点について詳しく解説します。

男性の症状|尿道の違和感・膿・かゆみ・匂い

男性のトリコモナス症状は、出る場合でも比較的軽いことが多く、はっきりとした症状が出ないまま経過することもあります。男性のトリコモナスで症状が出る場合、主に次のようなものがみられます。

これらの症状は、クラミジアや淋病などのほかの尿道炎の症状と見分けがつきにくいため、自己判断は禁物です。「軽い違和感だから様子を見よう」と放置してしまうと、感染が長引き、パートナーへうつし続けることになります。少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診してください。

女性の症状|黄緑色の泡状おりもの・かゆみ

女性は男性に比べて症状が出やすく、はっきりとした自覚症状が現れることが多いとされています。女性のトリコモナスの代表的な症状は次のとおりです。

男性側にとって重要なのは、パートナーの女性にこうした症状がある場合、自分も感染している可能性が高いということです。女性が「おりものがおかしい」「かゆみがつらい」と訴えている場合、男性は無症状でも感染源・あるいは感染相手になっていることが多いため、二人そろって検査・治療を受ける必要があります。

無症状でもパートナーにうつす点に注意

トリコモナスで最も注意すべき点は、男性は無症状でも体内に原虫を保有し、性行為でパートナーへうつしてしまうということです。「症状がない=感染していない」「症状がない=うつさない」というのは、いずれも誤った認識です。

男性が無症状のままトリコモナス原虫を保有していると、次のような悪循環が起こります。自分は症状がないので検査も治療も受けない → 性行為でパートナーにうつす → パートナーが治療しても、自分が治療していないので再びうつし返す。これがいわゆる「ピンポン感染」で、トリコモナスが治りにくくなる大きな原因です。

そのため、パートナーがトリコモナスと診断された場合や、心当たりがある場合は、症状の有無にかかわらず検査を受けることが大切です。男性が「自分は症状がないから関係ない」と検査を避けると、結果的にパートナーの治療も無駄になってしまいます。なお、似たような無症状の経過をたどる性感染症としてマイコプラズマ感染症もあり、こちらも男性は症状が出にくいため注意が必要です。



トリコモナスの感染経路|性行為以外でもうつる

トリコモナスの感染経路|性行為以外でもうつる

トリコモナスの主な感染経路は性行為ですが、濡れたタオルや浴槽、便座など性行為以外でうつる場合もあります。男女ともに無症状のことがあるため、感染源を自覚しにくい性感染症です。

多くの性感染症は性行為以外ではほとんどうつりませんが、トリコモナス原虫は湿った環境でしばらく生存できるという性質を持つため、まれに性行為以外の経路で感染することがあります。「心当たりがないのに感染した」というケースの背景には、こうした感染経路の特殊性があります。以下で、それぞれの感染経路について詳しく解説します。

性行為による感染(最も多い経路)

トリコモナスの感染経路として最も多いのは性行為です。腟・尿道など泌尿生殖器の粘膜どうしが直接接触することで、原虫が相手にうつります。コンドームを使用しない性行為では、感染リスクが高くなります。

注意したいのは、男性から女性へも、女性から男性へも双方向にうつるという点です。「トリコモナスは男性からうつらない」というのは誤解で、無症状の男性が感染源となってパートナーの女性にうつすことは珍しくありません。逆に、感染している女性から男性にうつることももちろんあります。

うつる確率は接触の状況によって異なりますが、トリコモナスは比較的感染力が強い性感染症とされています。1回の性行為でも感染する可能性があるため、「1回だけだから大丈夫」という考えは禁物です。コンドームの使用は感染リスクを下げますが、完全に防げるわけではないため、心当たりがある場合は検査を受けることが大切です。

お風呂・タオル・便器の共用でうつる?

「お風呂やタオルの共用で家族にうつる?」というのは、トリコモナスに関してよく寄せられる質問です。結論として、性行為以外の経路で感染する可能性は高くはありませんが、ゼロではありません

トリコモナス原虫は乾燥や高温に弱いものの、湿った環境ではしばらく生存できるため、次のような経路でまれに感染することが報告されています。

こうした経路があるため、トリコモナスは家族内(親子・夫婦・きょうだい間)で感染が広がる「家族感染」が起こることがあります。性行為以外でうつる確率自体は低いものの、家庭内ではタオルや下着を共用しない、感染者は最後に入浴する、便座をこまめに清潔に保つといった対策が有効です。とはいえ、トリコモナスの主な感染経路はあくまで性行為であることは押さえておきましょう。

キス・オーラルセックスでうつる?

「トリコモナスはキスでうつる?」という疑問もよく聞かれます。トリコモナス原虫は主に泌尿生殖器(尿道や腟など)に感染する性質を持つため、通常のキスで感染することは一般的ではありません。口腔内はトリコモナス原虫が定着しにくい環境とされています。

一方で、オーラルセックスを含む性的接触では感染の可能性があります。性器との接触を伴う行為では、原虫がうつるリスクがあるため注意が必要です。「キスだけ」「オーラルだけ」だから安全、とは言い切れません。

不安がある場合は、どのような性的接触があったかを含めて医師に相談し、必要な検査を受けることをおすすめします。性感染症は種類によって感染しやすい経路が異なるため、自己判断せず専門の医療機関で確認することが安心につながります。

治療後の自己再感染(残った原虫による再発)

トリコモナスは、いったん治療しても再感染・再発が起こりやすい性感染症です。再発のパターンとして、大きく2つが考えられます。

1つ目は、治療しなかったパートナーから再びうつされる「ピンポン感染」です。自分だけ治療してパートナーが治療していないと、治った後の性行為で再びうつされてしまいます。2つ目は、薬の服用を途中でやめたことで、体内に原虫が残って再発するパターンです。症状が消えても原虫がすべて排除されているとは限らず、自己判断で薬を中断すると、生き残った原虫が再び増殖してしまいます。

こうした再感染・再発を防ぐためには、パートナーと同時に治療すること、そして処方された薬を医師の指示どおり最後まで飲み切ることが欠かせません。また、治療後に治癒の確認検査を受けることも、確実に治すための重要なステップです。



トリコモナスの潜伏期間|症状が出るまでの日数

トリコモナスの潜伏期間のイメージ

トリコモナスの潜伏期間はおおむね10日前後(数日〜1か月程度)とされています。ただし男性は症状が出にくいため、潜伏期間という概念があてはまりにくく、感染時期の特定が難しいことが特徴です。

潜伏期間とは、原虫に感染してから症状が出るまでの期間のことです。トリコモナスの場合、感染してから約10日ほどで症状が出始めることが多いとされていますが、これはあくまで「症状が出る場合」の目安です。男性の多くは潜伏期間を過ぎても症状が出ないため、いつ感染したのかを自分で把握するのは難しいのが実情です。

症状が出ない、あるいは出るまでに時間がかかるということは、その間ずっと無自覚のままパートナーへうつし続けるリスクがあるということでもあります。心当たりがある場合は、症状が出るのを待つのではなく、感染の機会から一定期間(おおよそ1〜2週間程度)をあけて検査を受けると、より確実に判定できます。検査を受けられる時期については、後の「検査方法」のセクションでも詳しく解説します。

また、潜伏期間中であっても原虫は体内に存在しているため、症状がないからといって安心はできません。「最近、症状がないけれど心当たりがある」という方こそ、早めに検査を検討してください。



トリコモナスを放置するとどうなる?放置リスク

トリコモナスを放置するリスク

トリコモナスを放置すると、男性では尿道炎や前立腺炎などの炎症につながることがあり、パートナーへ感染させ続けるリスクも残ります。自然治癒はほとんど期待できないため、早期の検査・治療が重要です。

「症状が軽いから」「男性はうつらない・うつさないと思っていたから」とトリコモナスを放置してしまうと、感染が長引き、本人の健康にもパートナーの健康にも影響が及びます。ここでは、男性・女性それぞれの放置リスクと、他の性感染症への影響について解説します。

男性が放置した場合のリスク|尿道炎・前立腺炎・不妊

男性がトリコモナスを放置すると、原虫が尿道から奥へと広がり、次のような合併症につながることがあります。

そして男性の放置リスクとして見過ごせないのが、本人が無症状でも、その間ずっとパートナーへうつし続けてしまうという点です。自分の健康だけでなく、大切なパートナーの健康にも関わる問題であることを理解し、心当たりがあれば早めに検査・治療を受けることが重要です。

女性が放置した場合のリスク|骨盤内炎症・早産

女性がトリコモナスを放置した場合、男性以上に健康への影響が懸念されます。代表的な放置リスクは次のとおりです。

男性側にとって重要なのは、自分がトリコモナスを放置することは、パートナーの女性をこうしたリスクにさらすことにつながるという点です。男性は症状が軽くても、パートナーの女性に深刻な影響が及ぶ可能性があることを忘れないでください。

HIVなど他の性感染症の感染リスク上昇

トリコモナスを放置するリスクとして、もう一つ重要なのがHIVをはじめとする他の性感染症に感染しやすくなるという点です。

トリコモナスに感染して泌尿生殖器の粘膜に炎症が起きていると、その部分の粘膜のバリア機能が低下します。炎症によって粘膜が傷つきやすくなったり、免疫に関わる細胞が集まったりすることで、HIVなどのウイルスや他の病原体が体内に侵入しやすい状態になると考えられています。

つまり、トリコモナスを放置することは、トリコモナス単独の問題にとどまらず、他の性感染症にかかるリスクまで高めてしまうということです。複数の性感染症に同時に感染しているケースも珍しくないため、トリコモナスが疑われる場合は、淋病クラミジア、HIVなど他の性感染症もあわせて検査することがすすめられます。性感染症は早期発見・早期治療が何より大切です。



トリコモナスの検査方法|男性は尿検査でわかる

トリコモナスの検査方法|男性は尿検査

男性のトリコモナス検査は、主に尿を採取して原虫の有無を調べる方法で行われます。女性は腟分泌物の検査が中心です。痛みの少ない検査で、症状がなくても受けられます。

「検査は痛そう」「恥ずかしい」というイメージから検査をためらう男性は多いですが、男性のトリコモナス検査は基本的に尿を採取するだけで、身体的な負担はほとんどありません。以下で、男性・女性それぞれの検査方法と、検査を受けられる時期について解説します。

男性の検査|尿検査

男性のトリコモナス検査は、尿検査が中心です。採取した尿の中にトリコモナス原虫がいるかどうか、また原虫の遺伝子が含まれているかどうかを調べます。

検査方法は医療機関によって異なりますが、近年は原虫の遺伝子を検出する精度の高い検査が普及しつつあります。検査の前は、できれば数時間程度排尿を我慢してから受けると、原虫を検出しやすくなるとされています。検査を受ける際は、最後の排尿からの時間や、性行為があった時期などを医師に伝えるとスムーズです。男性のトリコモナス検査は症状がなくても受けられるため、心当たりがある方は症状の有無にかかわらず検査を検討してください。

女性の検査|腟分泌物のぬぐい検査

女性のトリコモナス検査は、腟分泌物(おりもの)を綿棒などで採取して調べる「ぬぐい検査」が中心です。採取した分泌物を顕微鏡で観察して動いている原虫を確認したり、培養検査や遺伝子検査で原虫の有無を調べたりします。

男性側にとって知っておきたいのは、パートナーの女性が婦人科でトリコモナスと診断された場合、男性も検査・治療が必要だということです。女性だけ治療しても、男性が無症状のまま感染を保有していれば、治療後に再びうつし合うことになります。「自分は症状がないから」と検査を避けず、二人そろって医療機関を受診することが、確実に治すための近道です。

検査を受けられる時期(感染機会からの目安)

トリコモナスの検査は、感染の機会があってから一定期間をあけて受けると、より正確な判定ができます。感染直後は体内の原虫の数が少なく、検査で検出されない(偽陰性になる)可能性があるためです。

一般的な目安としては、感染の可能性がある性行為などから1〜2週間程度あけてから検査を受けるとよいとされています。ただし、すでに尿道の違和感などの症状が出ている場合は、その時点で検査を受けて差し支えありません。

「いつ検査を受ければいいか分からない」という場合は、心当たりのある時期を医師に伝えれば、適切な検査時期をアドバイスしてもらえます。また、検査時期が早すぎて結果が陰性でも、症状が続く場合や心配な場合は、期間をあけて再検査することも可能です。判断に迷ったときは、自己判断せず医療機関に相談してください。



トリコモナスの治療方法|市販薬は効かない

トリコモナスの治療|内服薬による治療

トリコモナスの治療は、メトロニダゾールなどの抗原虫薬の内服が基本で、市販薬では治りません。医師の指示どおりに数日〜10日程度服用し、症状が消えても自己判断で中断しないことが大切です。

トリコモナスは原虫が原因の性感染症のため、細菌をターゲットにした抗菌薬や、ドラッグストアで買える塗り薬・かゆみ止めでは治療できません。原虫に効く専用の薬を、医師の処方のもとで適切に使う必要があります。以下で、具体的な治療法と注意点を解説します。

内服薬による治療(メトロニダゾール/フラジールなど)

トリコモナス治療の第一選択は、メトロニダゾール(商品名フラジールなど)に代表される抗原虫薬の内服です。チニダゾールなど、同じ系統の薬が使われることもあります。これらの薬は原虫に直接作用し、体内の原虫を排除します。

男性のトリコモナス治療は、基本的にこの内服薬による治療が中心です。医師が患者さんの状態に応じて、薬の種類・量・服用日数を決定します。服用方法は処方によって異なり、数日間にわたって服用する方法などがありますが、いずれの場合も医師の指示どおりに服用することが重要です。

市販されている抗原虫薬はなく、これらの薬は医師の処方が必要です。自己判断で市販薬を使ったり、ネット通販で薬を購入したりするのは、効果が得られないだけでなく安全性の面でもリスクがあるため避けてください。必ず医療機関を受診し、診察を受けたうえで処方を受けましょう。

女性に用いられる腟錠

女性のトリコモナス治療では、内服薬に加えて腟錠(腟内に挿入する錠剤)が併用されることがあります。腟錠は、腟内に定着した原虫に局所的に作用させることを目的としています。

男性の場合は腟錠を使用することはなく、内服薬による治療が中心です。ただし、ここで重要なのは、パートナーの女性が腟錠での治療を受けていても、男性側も内服薬による治療が必要だということです。女性が腟錠で治療しても、男性が治療していなければ、治療後の性行為で再び女性にうつしてしまいます。

治療法は男女で異なりますが、「二人そろって治療する」という原則は共通です。パートナーがトリコモナスと診断されたら、男性も必ず医療機関を受診してください。

市販薬・塗り薬で治る?

結論から言うと、トリコモナスに有効な市販薬はありません。ドラッグストアで売られているかゆみ止めの塗り薬や、デリケートゾーン用の市販薬では、原因である腟トリコモナス原虫を排除することはできません。

市販薬で対処しようとすると、次のような問題が起こります。

「市販薬でなんとかしよう」「ネットで薬を買おう」と考えるのではなく、症状や心当たりがある場合は医療機関を受診し、医師の処方による正しい治療を受けることが、結果的に最も早く確実に治る方法です。

治療期間の目安と治療中の注意点(飲酒・性行為は控える)

トリコモナスの治療期間は、医師の指示に沿って数日〜10日程度の内服を行うのが一般的です。「何日で治るか」は薬の種類や服用方法、個人の状態によって異なるため、必ず医師の指示に従ってください。服用後は、原虫がきちんと排除できたかを確認する治癒確認の検査を受けることがすすめられます。

治療中は、次の点に注意が必要です。

治療中の細かな注意点は、薬を処方する際に医師から説明があります。不安な点や分からないことは、遠慮せず医師や薬剤師に確認してください。

トリコモナスが気になる方、まずはお気軽にご相談ください(男性専門・プライバシーに配慮した環境で検査・治療に対応)



※症状がなくても検査は受けられます。心当たりがある場合は早めの受診をおすすめします。



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※症状がなくても検査は受けられます。心当たりがある場合は早めの受診をおすすめします。 ※LINEでのご案内は診断ではありません。診断・処方の可否は医師の診察により判断します。

トリコモナスの予防と再感染(ピンポン感染)対策

トリコモナスの予防と再感染対策

トリコモナスの再感染を防ぐには、パートナーと同時に検査・治療を受けることが欠かせません。片方だけ治療すると再びうつし合う「ピンポン感染」が起こるため、治療完了までは性行為を控えます。

トリコモナスは治療すれば治る性感染症ですが、予防と再感染対策を怠ると、何度も繰り返してしまうことがあります。ここでは、日常でできる予防方法と、ピンポン感染を防ぐためのポイントを解説します。

日常でできる予防方法

トリコモナスの予防には、性行為での感染対策と、性行為以外の経路への配慮の両面が大切です。日常でできる予防方法をまとめます。

トリコモナスは無症状で進行することが多いため、「症状が出てから対処する」のではなく、「症状が出る前に予防・検査する」という意識を持つことが、自分とパートナーの健康を守ることにつながります。

パートナーと同時に治療する重要性(ピンポン感染を防ぐ)

トリコモナスの再感染対策で最も重要なのが、パートナーと同時に検査・治療を受けることです。これを怠ると「ピンポン感染」と呼ばれる悪循環に陥ります。

ピンポン感染とは、感染したカップルの片方だけが治療し、もう一方が感染したままになっていることで、治療後の性行為で再びうつし合ってしまう状態のことです。卓球(ピンポン)のように感染が行ったり来たりすることから、この名前で呼ばれています。

ピンポン感染を防ぐためのポイントは次のとおりです。

「パートナーに性感染症のことを伝えるのは気まずい」と感じる方もいますが、トリコモナスは二人で治療しなければ確実には治りません。お互いの健康のために、正直に伝えて一緒に治療を受けることが大切です。



トリコモナスは放置せず、早めの検査・治療を。メンズケアクリニックは新橋・秋葉原・表参道の3院で、男性の性感染症検査・治療に対応しています(都度払い対応・プライバシーに配慮)

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※症状がなくても検査は受けられます。パートナーと一緒の受診もご相談ください。 ※LINEでのご案内は診断ではありません。診断・処方の可否は医師の診察により判断します。

トリコモナスと間違えやすい性感染症との違い

トリコモナスと間違えやすい性感染症との違い

トリコモナスは原虫、クラミジアと淋病は細菌、カンジダは真菌が原因で、それぞれ治療薬が異なります。症状が似ていても原因が違うため、自己判断せず検査で原因を特定することが重要です。

尿道の違和感や分泌物といった症状は、トリコモナス以外の性感染症でもよく見られます。原因が違えば有効な薬も違うため、「たぶんトリコモナスだろう」と思い込んで市販薬を使っても治りません。まずは下の比較表で、それぞれの違いを確認しましょう。

性感染症 原因(病原体) 主な感染経路 潜伏期間の目安 治療法
トリコモナス 腟トリコモナス原虫(原虫) 性行為が中心。濡れたタオル・浴槽など性行為以外でうつることもある 約10日前後(数日〜1か月)。男性は無症状が多い メトロニダゾールなど抗原虫薬の内服。市販薬は無効
クラミジア クラミジア・トラコマティス(細菌) 性行為(性器・口腔・咽頭) 約1〜3週間。男性は無症状・軽症が多い 抗菌薬の内服。市販薬は無効
カンジダ カンジダ(真菌・カビの一種) 性行為以外でも発症。体調・免疫低下などで常在菌が増殖。必ずしも性感染症ではない 明確な潜伏期間はなく、体調次第で発症 抗真菌薬(塗り薬・内服など)。一部市販薬あり
淋病(淋菌感染症) 淋菌(細菌) 性行為(性器・口腔・咽頭) 約2〜7日。男性は排尿痛・膿など症状が出やすい 抗菌薬の注射・点滴が中心。市販薬は無効

このように、見た目の症状が似ていても、原因となる病原体も治療法もそれぞれ異なります。正確な診断のためには、医療機関での検査が欠かせません。各疾患の詳しい解説は、以下のセクションの内部リンクからご確認いただけます。

クラミジアとの違い

クラミジアは、クラミジア・トラコマティスという細菌が原因の性感染症です。トリコモナスが「原虫」が原因なのに対し、クラミジアは「細菌」が原因という根本的な違いがあります。

共通点として、どちらも男性は無症状・軽症のことが多く、気づかないうちにパートナーへうつしてしまう点が挙げられます。一方、治療法は異なり、クラミジアには細菌に効く抗菌薬を、トリコモナスには原虫に効く抗原虫薬を使います。原因が違えば効く薬も違うため、検査で原因を正しく特定することが治療の第一歩です。

クラミジアは日本で最も感染者が多い性感染症の一つで、男性では尿道炎の原因として頻度が高い病気です。男性のクラミジアの症状について詳しくはこちらで詳しく解説しています。トリコモナスとクラミジアは症状だけでは区別がつきにくいため、尿道の違和感などがある場合は両方を視野に入れて検査することがすすめられます。

カンジダとの違い

カンジダは、カンジダという真菌(カビの一種)が原因です。トリコモナスが原虫、カンジダが真菌と、原因となる病原体がまったく異なります。

カンジダの大きな特徴は、必ずしも性感染症とは限らないという点です。カンジダ菌はもともと体に存在する常在菌で、体調不良や免疫力の低下、抗菌薬の使用などをきっかけに増殖して発症することがあります。つまり、性行為がなくても発症しうる病気です。一方、トリコモナスは基本的に性行為などによって外から感染する性感染症です。

治療法も異なり、カンジダには抗真菌薬を、トリコモナスには抗原虫薬を使います。カンジダには一部市販薬もありますが、自己判断は禁物です。男性のカンジダの症状と治療法はこちらで詳しく解説しています。かゆみなどの症状が似ていても、トリコモナスとカンジダでは原因も治療も違うため、検査での鑑別が必要です。

淋病(淋菌感染症)との違い

淋病(淋菌感染症)は、淋菌という細菌が原因の性感染症です。トリコモナスが原虫、淋病が細菌という違いに加えて、症状の出方にも大きな違いがあります。

トリコモナスは男性では無症状のことが多いのに対し、淋病は男性に比較的はっきりとした症状が出やすいのが特徴です。淋病に感染した男性では、強い排尿痛や、黄色っぽい膿が多量に出るといった症状がみられることが多く、トリコモナスよりも症状が激しい傾向があります。潜伏期間も淋病のほうが短く、感染から2〜7日程度で症状が出ることが多いとされています。

淋病の治療は、抗菌薬の注射や点滴が中心です。淋病(淋菌感染症)の詳しい解説はこちらをご覧ください。なお、トリコモナスや淋病、クラミジアのほかにも、マイコプラズマ感染症性器ヘルペスなど、似たような症状を引き起こす性感染症は複数あります。複数の性感染症に同時に感染していることもあるため、尿道の症状が気になる場合は、自己判断せず医療機関でまとめて検査することをおすすめします。



メンズケアクリニックのトリコモナス検査・治療|男性専門クリニック

メンズケアクリニックは新橋院・秋葉原院・表参道院の3院を展開する男性専門のクリニックで、トリコモナスをはじめとする男性の性感染症の検査・治療に対応しています。「症状はないけれど心当たりがある」「パートナーが診断された」「市販薬では治らないと知って不安」――そうした方が、プライバシーに配慮された環境で安心して相談できる体制を整えています。

メンズケアクリニックが選ばれる理由

メンズケアクリニックがトリコモナスをはじめとする性感染症の検査・治療で選ばれている理由は、次のとおりです。

性感染症の受診は「恥ずかしい」「ためらってしまう」と感じる方が多いものですが、トリコモナスは放置すると合併症やパートナーへの感染につながる性感染症です。少しでも気になる症状や心当たりがある場合は、早めにご相談ください。

トリコモナス検査・治療の受診の流れ

メンズケアクリニックでのトリコモナス検査・治療の一般的な流れは以下のとおりです。

パートナーがいる場合は、ピンポン感染を防ぐためにパートナーも一緒に検査・治療を受けることをおすすめしています。受診にあたって不安な点があれば、予約時や診察時にお気軽にご相談ください。



トリコモナスに関するよくある質問(FAQ)

Qトリコモナスは男性にもうつる?無症状が多いって本当ですか?

A男性にも感染します。トリコモナス原虫は性行為で男女ともにうつりますが、男性は感染しても自覚症状が出にくく、無症状のまま経過するケースが多いとされています。症状がなくてもパートナーへうつす可能性があるため、心当たりがある場合は症状の有無に関わらず検査を受けることが大切です。「自分は男性だからうつらない」というのは誤解です。

Qトリコモナスは自然治癒しますか?放置するとどうなりますか?

Aトリコモナスは自然に治ることはほとんど期待できず、原則として治療が必要です。放置すると、男性では尿道炎や前立腺炎などの炎症につながることがあり、感染源としてパートナーへうつし続けるリスクも続きます。女性では骨盤内の炎症や妊娠への影響が指摘されています。早期の検査・治療がすすめられます。

Qトリコモナスは何日で治りますか?治療期間はどれくらいですか?

A治療は内服薬(メトロニダゾールなど)を用い、医師の指示に沿って数日〜10日程度の服用を行うのが一般的です。服用後は治癒の確認が必要で、自己判断で中断すると再発の原因になります。症状が消えても原虫が残っている場合があるため、必ず最後まで服用し、医師の指示に従ってください。

Qトリコモナスに市販薬は効きますか?

Aトリコモナスに有効な市販薬はありません。治療には医師が処方する抗原虫薬(メトロニダゾールなど)が必要で、ドラッグストアの塗り薬やかゆみ止めでは原因の原虫を排除できません。市販薬で対処しようとすると治療が遅れ、症状の悪化やパートナーへの感染が続く原因になります。医療機関を受診してください。

Qお風呂やタオルの共用で家族にうつることはありますか?

A可能性は高くありませんが、ゼロではありません。トリコモナス原虫は乾燥や高温に弱いものの、湿った環境ではしばらく生存できるため、濡れたタオルや浴槽、便座などを介してうつる例が報告されています。家族内では、タオルや下着を共用しない、入浴の順番に配慮するなどの対策が有効です。主な感染経路は性行為です。

Qキスやオーラルセックスでうつりますか?

A通常のキスで感染することは一般的ではありませんが、オーラルセックスを含む性的接触では感染の可能性があります。トリコモナス原虫は主に泌尿生殖器に感染するため、性器との接触を伴う行為が主な経路です。不安がある場合は、口腔も含めて医師に相談し、必要な検査を受けることをおすすめします。

Qトリコモナスが子供にうつることはありますか?

Aまれですが、母子感染や、感染者と濡れたタオル・寝具などを共用することで乳幼児にうつる例が報告されています。子供に不自然な症状がみられる場合は、自己判断せず小児科や専門の医療機関を受診してください。家庭内ではタオルや下着を分け、衛生的に保つことが予防につながります。

Qトリコモナスの潜伏期間はどれくらいですか?

Aトリコモナスの潜伏期間はおおむね10日前後(数日〜1か月程度)とされています。ただし男性は症状が出にくいため、潜伏期間という概念があてはまりにくく、感染時期の特定が難しいことが特徴です。心当たりがある場合は、症状の有無にかかわらず一定期間をあけて検査を受けると安心です。

Q心当たりがないのに感染するのはなぜですか?

Aパートナーが無症状の感染者だった、過去の感染が治療されず残っていた、濡れたタオルや浴槽など性行為以外の経路で感染した、などの可能性があります。特に男性・女性ともに無症状のことがあるため、感染源を自覚しにくい性感染症です。心当たりがなくても症状がある場合は検査を受けてください。

Qトリコモナスとクラミジア・カンジダの違いは何ですか?

A原因と治療法が異なります。トリコモナスは原虫、クラミジアは細菌が原因で、いずれも性行為でうつり抗菌・抗原虫薬で治療します。一方カンジダは真菌(カビの一種)が原因で、性行為以外でも体調次第で発症し、必ずしも性感染症とは限りません。症状が似ていても治療薬が違うため、自己判断せず検査で原因を特定することが重要です。

Q治療中に性行為やお酒はしてもいいですか?

A治療中の性行為は控えてください。原虫が残っている間はパートナーへうつしたり、再感染したりするおそれがあります。また、メトロニダゾールなどの抗原虫薬は服用中の飲酒で体調不良を起こすことがあるため、服用期間中とその前後は飲酒を避ける必要があります。詳しい注意点は処方時に医師の説明を受けてください。

Qパートナーも一緒に治療が必要ですか?

Aはい、パートナーも同時に検査・治療を受けることが重要です。片方だけ治療しても、もう一方が感染したままだと治療後に再びうつし合う「ピンポン感染」が起こります。自分が診断された場合は、症状の有無にかかわらずパートナーにも受診をすすめ、可能なかぎり同じタイミングで治療を完了させましょう。

トリコモナスは放置せず、早めの検査・治療を。メンズケアクリニックは新橋・秋葉原・表参道の3院で、男性の性感染症検査・治療に対応しています(都度払い対応・プライバシーに配慮)



※症状がなくても検査は受けられます。パートナーと一緒の受診もご相談ください。

参考文献


AGA

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