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マイコプラズマ感染症(マイコプラズマ・ジェニタリウム/ホミニス)は、近年男性の非クラミジア性尿道炎の主要原因として注目されている性感染症です。症状はクラミジアや淋病に似た尿道の違和感・排尿時痛・分泌物などですが、症状が軽く見逃されやすいのが特徴です。検査はPCR法(尿・咽頭ぬぐい)で行い、治療はアジスロマイシン、ドキシサイクリン、モキシフロキサシンなどの抗菌薬を用います。近年マクロライド耐性菌が世界的に急増しており、自己判断での治療は失敗のリスクが高くなっています。本記事ではメンズケアクリニックの性感染症診療の視点から、マイコプラズマ感染症の症状・検査・治療・予防まで網羅的に解説します。

「クラミジアや淋病の検査では陰性なのに、尿道の違和感が続く」「排尿時の軽い痛みやムズムズ感が治らない」――そうした症状の背景にマイコプラズマ感染症が隠れているケースが増えています。マイコプラズマは細胞壁を持たない特殊な細菌で、近年は男性の非クラミジア性尿道炎の主要原因菌として国際的に注目されています。
マイコプラズマ感染症の厄介な点は、症状が軽微で見逃されやすいこと、そしてマクロライド系抗菌薬への耐性菌が世界的に急増していることです。日本国内でも耐性率は40〜60%に達する地域があり、自己判断や個人輸入での治療は失敗のリスクが高くなっています。
本記事では、メンズケアクリニックの性感染症診療の視点から、男性のマイコプラズマ感染症の症状・感染経路・検査・治療・耐性菌対策・パートナー同時治療まで、医療機関の知見を踏まえて網羅的に解説します。オンライン性病診療にも対応していますので、まずは気軽にご相談ください。


マイコプラズマ感染症(性感染症としての)は、Mycoplasma genitalium(マイコプラズマ・ジェニタリウム)またはMycoplasma hominis(マイコプラズマ・ホミニス)という細菌が原因となる性感染症です。なお、子どもや若年層に多い「マイコプラズマ肺炎」の原因菌(Mycoplasma pneumoniae)とは別の菌で、感染経路も病態も異なります。
マイコプラズマは細胞壁を持たない極めて小さな細菌で、ペニシリン系やセフェム系といった細胞壁合成を阻害する抗菌薬が効かないという特徴があります。そのため治療には、タンパク合成や核酸合成を阻害する抗菌薬(マクロライド系・テトラサイクリン系・ニューキノロン系)が用いられます。
マイコプラズマ・ジェニタリウムは1980年代に発見された比較的新しい性感染症の原因菌です。PCR検査の普及により検出率が高まり、近年急速に注目度が上がっています。
欧州泌尿器科学会(EAU)や米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインでは、マイコプラズマ・ジェニタリウムは男性の非クラミジア性尿道炎(NCNGU)の15〜35%を占める主要原因菌と位置づけられています。日本国内でも保険適用のPCR検査が普及し始め、性感染症診療の現場で確実に検出される機会が増えました。
また、マクロライド系抗菌薬(アジスロマイシン)への耐性化が世界的に急速に進行している点も、近年マイコプラズマ感染症が問題視されている大きな理由です。耐性菌対策については本記事のH2-7で詳しく解説します。
マイコプラズマ・ジェニタリウムの一般成人男性における保有率は、海外の疫学調査では約1〜3%と報告されています。性感染症外来を受診する男性に限定すると、10〜20%からマイコプラズマが検出されるという報告もあります。
男女ともに感染しますが、男性のほうが症状(尿道炎症状)が顕在化しやすく、女性は無症状の保菌者となるケースが多いという傾向があります。そのため、男性が症状で気づいて受診し、検査で発覚するというパターンが一般的です。


男性のマイコプラズマ感染症は、主に尿道炎の形で発症します。症状はクラミジアに似ていますが、より軽微なことが多く、無症状のまま経過するケースも少なくありません。「クラミジア・淋病ともに陰性なのに尿道の違和感が続く」場合、マイコプラズマを疑う必要があります。
男性のマイコプラズマ感染症で最も多い症状は尿道炎です。具体的には以下のような訴えが特徴的です。
これらの症状はクラミジア性尿道炎と非常によく似ています。実際に「クラミジア感染症かと思って検査したら陰性で、追加検査でマイコプラズマが見つかった」というケースは少なくありません。
男性の尿道炎を起こす代表的な性感染症は、淋病・クラミジア・マイコプラズマ・ウレアプラズマです。症状の出方には以下のような傾向の違いがあります。
| 原因菌 | 排尿時痛 | 分泌物 | 症状発現速度 |
|---|---|---|---|
| 淋菌(淋病) | 強い | 多量・膿性(黄白色) | 急性(2〜7日) |
| クラミジア | 軽度〜中等度 | 少量・透明〜白濁 | 緩徐(1〜3週間) |
| マイコプラズマ・ジェニタリウム | 軽度 | 少量・透明(出ないことも多い) | 緩徐(2〜5週間) |
| ウレアプラズマ | 軽度 | 少量〜なし | 緩徐(数週間) |
マイコプラズマは症状が軽く出現も遅いため、本人が気づきにくく、知らないうちにパートナーに感染させてしまうリスクが高い性感染症です。
マイコプラズマ感染症は男性でも無症状のまま経過するケースが30〜50%と報告されており、自覚なくパートナーへ感染を広げてしまう「サイレントSTD」としての側面があります。
未治療で経過した場合、以下のような合併症が生じる可能性があります。
軽い違和感だからと放置すると、これらの合併症や男性不妊に発展するリスクがあります。気になる症状があれば早めの検査が重要です。


マイコプラズマ・ジェニタリウムの感染経路は基本的に性行為のみです。粘膜の直接的な接触により伝播し、性行為以外の日常生活(タオル、トイレの共用など)で感染する可能性は極めて低いとされています。
マイコプラズマは粘膜から粘膜への接触で感染するため、性器・口腔・直腸といった粘膜部位がすべて感染部位となりえます。咽頭マイコプラズマは無症状のことが多く、見逃されやすいポイントです。
マイコプラズマ・ジェニタリウムの潜伏期間は感染から1〜5週間程度と幅があります。クラミジア(1〜3週間)よりも長く、淋病(2〜7日)よりもさらに長い傾向があります。
潜伏期間が長く症状も軽いため、「いつの行為で感染したかわからない」というケースが大半です。心当たりのあるリスク行為から1〜2か月以内に違和感があれば、検査を受けることが推奨されます。


男性の尿道炎の原因菌として最も知られているのが淋菌とクラミジア・トラコマティスですが、マイコプラズマはこれらと比較していくつかの重要な違いがあります。検査・治療の戦略にも影響するため、しっかり理解しておきましょう。
| 比較項目 | マイコプラズマ | クラミジア | 淋病 |
|---|---|---|---|
| 原因菌 | M. genitalium / hominis | C. trachomatis | Neisseria gonorrhoeae |
| 細胞構造 | 細胞壁なし | 偏性細胞内寄生 | グラム陰性球菌 |
| 潜伏期間 | 1〜5週間 | 1〜3週間 | 2〜7日 |
| 症状の強さ | 軽度〜無症状 | 軽度〜中等度 | 強い |
| 分泌物 | 少量・透明 | 少量・白濁 | 多量・膿性 |
| 第一選択薬 | アジスロマイシン(耐性増加中) | アジスロマイシン/ドキシサイクリン | セフトリアキソン(点滴) |
| 耐性菌の問題 | マクロライド耐性40〜60% | 耐性は限定的 | セフェム系以外は多剤耐性 |
| 女性パートナーへの影響 | 子宮頚管炎・PID・不妊 | 子宮頚管炎・PID・不妊 | 子宮頚管炎・PID |
PID = 骨盤内炎症性疾患(Pelvic Inflammatory Disease)。女性側で重症化すると不妊や子宮外妊娠のリスクを高めます。
マイコプラズマ感染症の方はクラミジアや淋病との重複感染が珍しくありません。性感染症外来のデータでは、マイコプラズマ陽性者の10〜20%が同時にクラミジアまたは淋病を保有しているという報告があります。
そのため、「クラミジアと淋病だけ検査して陰性だったから安心」というのは誤りで、症状が続く場合はマイコプラズマも含めた包括的な性感染症検査を受けることが望ましいといえます。
メンズケアクリニックでは、症状の出方やリスク行為の内容に応じて、必要な性感染症項目をまとめて検査するセットメニューを用意しています。HIVや梅毒、B型肝炎なども含めた網羅的な検査が可能です。


マイコプラズマ感染症の確定診断にはPCR検査(核酸増幅検査)が用いられます。培養法も理論上は可能ですが、マイコプラズマは培養が難しくPCR法のほうが感度・特異度ともに優れています。
男性のマイコプラズマ検査では、感染部位に応じて以下の検体を採取します。
男性の場合、採尿のみで検査が完結するため身体的負担はほぼありません。咽頭・直腸は曝露歴に応じて選択します。
マイコプラズマ感染症の検査は、感染機会から2〜3週間後に受けるのが理想的です。これより早い時期では菌量が少なく、PCR検査でも偽陰性となる可能性があります。
症状がすでにある場合は、待たずにすぐに受診してください。検査・治療を早く開始するほどパートナーへの伝播リスクを下げられます。
マイコプラズマ検査の費用は、医療機関や検査セットの内容により異なります。一般的な相場は以下のとおりです。
| 検査内容 | 費用相場(自由診療) | 結果までの期間 |
|---|---|---|
| マイコプラズマ単独PCR検査(尿) | 5,000〜8,000円 | 3〜7日 |
| マイコプラズマ+ウレアプラズマ同時検査 | 8,000〜12,000円 | 3〜7日 |
| 4種セット(クラミジア・淋病・マイコプラズマ・ウレアプラズマ) | 15,000〜25,000円 | 3〜7日 |
| 咽頭マイコプラズマPCR追加 | +5,000〜8,000円 | 3〜7日 |
| 包括的性病セット(HIV・梅毒含む) | 30,000〜50,000円 | 3〜10日 |
※マイコプラズマ・ジェニタリウムのPCR検査は、特定の条件下で保険適用となる場合がありますが、性感染症スクリーニング目的の場合は基本的に自由診療となります。
※検査結果が陽性の場合の治療費(処方薬代)は別途。
郵送検査キット(自宅で採尿→郵送→結果通知)も普及していますが、以下の点に注意が必要です。
確実な診断と治療を求めるなら、最初から医療機関で検査を受けるのが安心です。メンズケアクリニックではオンライン診療にも対応しているため、来院せずに検査キット送付→ビデオ診察→処方の流れも可能です。


マイコプラズマ感染症の治療は抗菌薬の内服が基本です。マイコプラズマは細胞壁を持たないため、ペニシリン系・セフェム系(細胞壁合成阻害薬)は効きません。タンパク合成や核酸合成を阻害する抗菌薬を使用します。
アジスロマイシン(商品名:ジスロマック等)はマイコプラズマ・ジェニタリウム治療の第一選択薬として国際的に使用されてきました。代表的な処方レジメンは以下の2パターンです。
ただし、後述するマクロライド耐性菌の問題から、アジスロマイシンが効かないケースが増えており、最近では治療前に耐性遺伝子検査を行う動きも広がっています。
ドキシサイクリン(商品名:ビブラマイシン等)はマクロライド耐性株にも一定の効果が期待できる薬剤です。クラミジア治療でも標準的に使われており、クラミジア重複感染の場合にも便利な選択肢です。
モキシフロキサシン(商品名:アベロックス等)はマイコプラズマ・ジェニタリウムに対して最も高い除菌率を示す抗菌薬で、マクロライド耐性株の治療における切り札的存在です。
モキシフロキサシンも乱用すると耐性菌が増える懸念があるため、本当に必要な症例にのみ温存するのが現代の感染症診療の常識となっています。
マイコプラズマの治療中は以下の点を守ることが、確実な除菌とパートナーへの感染防止につながります。


マイコプラズマ・ジェニタリウムの治療において最大の課題がマクロライド耐性菌の世界的な急増です。アジスロマイシンが標準治療として広く使われてきた結果、耐性菌の比率が国・地域によっては50〜70%に達しています。
欧米やアジア各国でのマイコプラズマ・ジェニタリウムのマクロライド耐性率は、年々上昇しています。代表的な報告は以下のとおりです。
| 地域 | マクロライド耐性率 | 備考 |
|---|---|---|
| オーストラリア | 約60〜70% | 世界で最も耐性率が高い地域の一つ |
| 北米(米国・カナダ) | 約50〜60% | 都市部で高い傾向 |
| 欧州 | 約30〜50% | 国によりばらつき大 |
| 日本 | 約40〜60% | 地域・施設により異なる |
| 中国・東南アジア | 約60〜80% | 高い耐性率が報告されている |
※耐性率は研究・集計時期によって変動。最新の傾向としていずれの地域でも上昇傾向にある。
マクロライド耐性化の主な要因は以下のように考えられています。
「抗菌薬を1錠だけもらって飲んだ」「海外通販で安く済ませた」といった行動は、耐性菌を増やす最大の要因です。必ず医師の指示どおりに最後まで服薬してください。
アジスロマイシンで治療したのに症状が改善しない・治癒判定検査が陽性のままという場合は、マクロライド耐性菌である可能性が高くなります。対応の流れは以下のとおりです。
欧米のガイドラインでは、近年は最初から耐性遺伝子検査を行ったうえで治療薬を選択する「耐性ガイド治療(resistance-guided therapy)」が標準となりつつあります。日本でも徐々に導入が進んでいます。


マイコプラズマ感染症で最も再発が多い原因が「ピンポン感染」――自分は治ってもパートナーが未治療だと、再度の性行為で感染が戻ってきてしまうケースです。パートナーの同時治療は必須と考えてください。
マイコプラズマに感染している女性パートナーには、以下のような症状・合併症が起こる可能性があります。
女性のほうが合併症が重篤になりやすいため、男性が陽性となった場合はパートナーに必ず婦人科受診を勧めてください。検査と治療が早ければ重症化を防げます。
「性病に感染した」とパートナーに伝えるのは精神的に大きな負担ですが、隠したまま放置するほうがはるかにリスクが高くなります。以下のような伝え方が参考になります。
メンズケアクリニックでは、必要に応じてパートナー受診の案内文書を発行することも可能です。お気軽にご相談ください。
マイコプラズマ感染症の再発・再感染を防ぐためには、以下のフォローアップが重要です。
「症状が消えたから治った」と自己判断せず、医療機関での確認を必ず受けてください。マイコプラズマは症状消失後も菌が残るケースがあり、見かけの症状改善と実際の除菌は別問題です。


マイコプラズマ感染症の予防の基本は性行為時のコンドーム使用と定期的な性感染症検査です。完全な予防法はありませんが、リスクを大幅に減らすことは可能です。
コンドームは性感染症予防の基本ですが、マイコプラズマに対する効果には以下のような特徴と限界があります。
コンドームは「100%の予防」ではないものの、性感染症全般のリスクを下げる最も実践的な手段です。新しいパートナーとの行為や複数のパートナーがいる場合は必須と考えてください。
マイコプラズマ感染症は無症状経過が多いため、症状が出てからの受診だけでは遅れがちです。性的活動のある成人男性は年1〜2回の性感染症スクリーニングが推奨されます。以下のような節目での検査が有効です。
定期検査は早期発見・早期治療・パートナーへの伝播防止の三拍子そろった最良の戦略です。
感染リスクを下げる日常的な工夫としては以下が挙げられます。
マイコプラズマに限らず、性感染症対策は「コンドーム+定期検査+早期治療」の三本柱です。基本を確実に実行することが最大の予防になります。


メンズケアクリニックは新橋院・秋葉原院・表参道院の3院を展開するメンズヘルス専門クリニックで、性感染症(STD)の検査・治療にも力を入れています。マイコプラズマを含む包括的な検査体制を整え、豊洲病院との医療提携により安心の診療を提供しています。
メンズケアクリニックの性感染症診療の流れは以下のとおりです。
初診料・再診料は無料。費用は検査・処方薬の実費のみです。
「クリニックに行くのが恥ずかしい」「忙しくて通院する時間がない」という方には、オンライン性病診療がおすすめです。スマートフォン・PCで医師の診察を受け、検査キット・処方薬を自宅に配送してもらえます。
メンズケアクリニックでは性感染症診療におけるプライバシー保護を徹底しています。
性病はデリケートな問題だからこそ、相談しやすい環境づくりに最大限の配慮を行っています。


いいえ、別の菌です。性感染症としてのマイコプラズマはMycoplasma genitalium / hominisで、性的接触により伝播します。一方、子どもや若年層に多いマイコプラズマ肺炎の原因菌はMycoplasma pneumoniaeで、飛沫感染により呼吸器に感染します。同じマイコプラズマ科の細菌ですが、感染経路も病態も全く異なる別物として理解してください。
マイコプラズマ感染症は自然治癒することは基本的に期待できません。一時的に症状が軽くなることはあっても、菌が体内に残っている限り再燃したり、慢性尿道炎・前立腺炎・パートナーへの伝播といったリスクが続きます。確実な治療には抗菌薬の内服が必要です。「症状が消えたから治った」と自己判断せず、必ず治癒判定検査で陰性化を確認してください。
マクロライド耐性菌である可能性が高いため、ドキシサイクリン7日→モキシフロキサシン7日の逐次療法などへの切り替えが検討されます。自己判断で別の抗菌薬を追加・変更するのではなく、必ず医師の診察を受け、治療失敗の原因(耐性・再感染・服薬不順守など)を整理したうえで次の治療方針を決めてください。可能であれば耐性遺伝子検査も有用です。
はい、無症状でもパートナーの同時治療は必須と考えてください。マイコプラズマは女性の50%以上が無症状で保菌していると言われています。自分だけ治療しても、無症状のパートナーから再感染する「ピンポン感染」が起こると、治療が振り出しに戻ってしまいます。パートナーには婦人科または性感染症外来の受診を勧めてください。
はい、オーラルセックスでもマイコプラズマは感染します。咽頭(喉)に感染した状態を「咽頭マイコプラズマ」と呼びます。多くは無症状で、軽い喉の違和感程度のことがあるくらいです。咽頭感染は本人が気づきにくく、オーラルセックスを介して新しいパートナーに伝播してしまうリスクがあります。リスク行為があれば咽頭ぬぐい液のPCR検査を受けることが推奨されます。
男性では、未治療で経過すると精巣上体炎・前立腺炎を起こし、精子の運動性・形態に影響することがあるため、間接的に不妊リスクとなる可能性があります。女性ではより深刻で、未治療のマイコプラズマが骨盤内炎症性疾患(PID)→卵管閉塞→不妊・子宮外妊娠につながるリスクが報告されています。妊活中・将来妊娠を希望するカップルは、早期発見・早期治療が重要です。詳細は男性不妊のページもご参考ください。
抗菌薬の服用が終わってから少なくとも1〜2週間は性行為を控えることが推奨されます。さらに理想的には、治療終了4週間後の治癒判定検査でPCR陰性が確認されてから、かつパートナーも同様に治療完了してから再開するのが安全です。早期の再開は再感染や治療失敗の原因になります。
強くお勧めしません。理由は3つあります。第一に偽造品のリスク(厚生労働省の調査で海外通販医薬品の約40%が偽造品との報告)。第二に耐性菌の選択(不適切な用量・期間での服用がマクロライド耐性菌を増やします)。第三に治癒判定なし(菌が残っていても気づけず、慢性化・パートナー伝播の原因に)。必ず医療機関で診察を受けて処方してもらってください。
マイコプラズマ・ジェニタリウムのPCR検査は、特定の条件下で保険適用となる場合がありますが、症状がない方の性感染症スクリーニング目的の場合は基本的に自由診療(自費)となります。治療薬(抗菌薬)は保険適用となるケースが多いです。詳細は受診時に医師・スタッフへご確認ください。なお、メンズケアクリニックは自由診療のため保険証提示は不要です。
ウレアプラズマ(Ureaplasma urealyticum / parvum)はマイコプラズマ科の近縁菌で、同様に男性の非クラミジア性尿道炎の原因となることがあります。性的接触で伝播し、PCR検査で診断、抗菌薬で治療するという点でマイコプラズマと共通しています。ただし病原性についてはマイコプラズマ・ジェニタリウムほど確立されておらず、常在菌として扱われる側面もあります。検査ではマイコプラズマとウレアプラズマを同時に調べるセットが一般的です。
はい、大いに意味があります。マイコプラズマは男性でも30〜50%が無症状経過と言われ、本人が気づかないままパートナーに感染させ、合併症(PID・不妊)を引き起こすケースがあります。新しいパートナーとの行為前後、結婚・妊活開始時、不特定多数との関係がある時期などには、無症状でも年1〜2回の性感染症スクリーニングを受けることが推奨されます。
メンズケアクリニックは自由診療のため保険証提示が不要で、保険請求から家族・職場に診療内容が知られる心配はありません。診療内容は厳重に管理され、第三者への情報開示は一切行いません。処方薬の自宅配送時も中身がわからない梱包に配慮しています。プライバシー保護に最大限の配慮を行っていますので、安心してご相談ください。
参考文献
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