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内臓脂肪は皮下脂肪と異なり、生活習慣病・心血管疾患のリスクを高める「危険な脂肪」です。本記事では、内臓脂肪と皮下脂肪の違い、隠れ肥満・メタボリックシンドロームの診断基準、食事・運動・医療ダイエット(GLP-1等)で内臓脂肪を効果的に落とす方法まで医師の視点で徹底解説します。メンズケアクリニックではオンライン無料カウンセリングにも対応しています。

「お腹だけ出ている」「健診でメタボと言われた」「体重は普通なのに腹囲が大きい」——そんな経験はありませんか?
これらは内臓脂肪が過剰に蓄積しているサインかもしれません。内臓脂肪は見た目の問題だけでなく、放置すると糖尿病・高血圧・心筋梗塞・EDなど深刻な病気を引き起こす危険因子です。
本記事では、内臓脂肪と皮下脂肪の違いから、「隠れ肥満」の見分け方、そして食事・運動・医療ダイエットで内臓脂肪を効果的に落とす方法まで、医師監修のもと徹底解説します。
目次


体脂肪は大きく「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類に分けられます。それぞれ蓄積する場所も、健康への影響も大きく異なります。
ポイント:内臓脂肪は代謝が活発で落としやすい反面、つきやすいという特徴もあります。男性は女性より内臓脂肪がつきやすく、放置すると急速に蓄積します。逆に言えば、正しい方法で取り組めば比較的短期間で効果を実感できるのが内臓脂肪の特徴です。


「体重は普通なのに健診でひっかかった」という方は隠れ肥満(内臓脂肪型肥満)の可能性があります。BMIは体重と身長だけで計算するため、脂肪と筋肉の比率や、脂肪がどこについているかは判断できません。
以下の項目に当てはまるものが多いほど、内臓脂肪が蓄積している可能性が高まります。
補足:内臓脂肪の正確な量を測定するには、腹部CT検査(へそレベルの断面積が100cm²以上で肥満と診断)が最も確実です。クリニックでは腹部エコーや体組成計でも大まかな評価が可能です。


内臓脂肪の蓄積には、日常生活の複数の要因が絡み合っています。男性に特有の原因を理解することで、より効果的な対策が立てられます。
白米・パン・麺類・菓子など精製された糖質を多く摂ると、血糖値が急上昇し余ったエネルギーが優先的に内臓脂肪として蓄積されます。揚げ物・ファストフードなど飽和脂肪酸の多い食事も内臓脂肪を増やす原因になります。
アルコールは1g約7kcalという高カロリーに加え、肝臓での脂肪合成を促進し、脂肪燃焼を阻害します。さらに食欲増進効果があるため、飲みながらのおつまみで摂取カロリーがさらに増えます。特にビール・日本酒・甘いカクテルは糖質も高く注意が必要です。
デスクワーク・テレワークの普及で日常の活動量が減少し、消費カロリーが摂取カロリーを下回る状態が慢性化します。筋肉量が少ないと基礎代謝も低く、少し食べ過ぎただけで内臓脂肪が蓄積しやすくなります。
睡眠不足はグレリン(食欲増進ホルモン)を増加させ、レプチン(食欲抑制ホルモン)を低下させます。また慢性ストレスはコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を増やし、コルチゾールは内臓脂肪の蓄積を直接促進することが研究で明らかになっています。
男性ホルモン(テストステロン)は筋肉の維持と脂肪燃焼を助ける働きがあります。40代以降にテストステロンが低下すると筋肉量が落ちて脂肪が蓄積しやすくなるうえ、内臓脂肪がさらにテストステロンを低下させるという悪循環に陥ります。


メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積を起点に複数の代謝異常が重なった状態です。日本では以下の基準で診断されます(日本内科学会等8学会による診断基準)。
つまり「腹囲85cm以上」が必須で、さらに脂質・血圧・血糖のいずれか2項目以上が基準値を超えると「メタボリックシンドローム」と診断されます。


内臓脂肪は単なる「エネルギーの貯蔵庫」ではありません。炎症性サイトカインやアディポカインと呼ばれる有害な物質を分泌し、全身の代謝を乱します。
内臓脂肪から分泌されるTNF-αやインターロイキン-6などの炎症物質が血管壁を傷つけ、動脈硬化を加速させます。メタボリックシンドロームの人は心筋梗塞のリスクが約2〜3倍高まります(厚生労働省統計)。
内臓脂肪はインスリンの働きを妨げる「インスリン抵抗性」を引き起こし、血糖値が慢性的に高い状態(2型糖尿病)につながります。内臓脂肪を5〜10%減らすだけでインスリン感受性が改善することが示されています。
内臓脂肪が増えると肝臓にも脂肪が蓄積しやすくなり、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)に進行します。放置すると肝炎→肝硬変→肝がんへと進行するリスクがあります。
内臓脂肪の蓄積はテストステロン低下・血管内皮障害・動脈硬化を通じて陰茎への血流を低下させ、EDを招きます。肥満男性のED有病率は正常体重の男性の2〜3倍とも言われており、内臓脂肪を落とすことがED改善にも直結します。


内臓脂肪の減少には有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが最も効果的です。どちらか一方だけでは十分な効果が得にくく、両方を継続することで相乗効果が生まれます。
ウォーキング・ジョギング・水泳・サイクリングなどの有酸素運動は、脂肪をエネルギーとして直接燃焼します。内臓脂肪は皮下脂肪より先に燃焼されやすいため、継続することで腹囲の改善が比較的早く現れます。
筋肉量が増えると安静時の消費カロリー(基礎代謝)が上がり、運動していない時間も脂肪が燃えやすい体になります。スクワット・腕立て伏せ・腹筋などの自重トレーニングから始めるだけでも効果があります。
補足:「時間がない」という方はHIIT(高強度インターバルトレーニング)が効果的です。20秒全力運動+10秒休憩を8セット(約4分)繰り返すだけで、有酸素運動30分に匹敵する脂肪燃焼効果が得られるとされています。


食事・運動だけで効果が出にくい場合や、より短期間で結果を出したい方には医療ダイエットという選択肢があります。生活習慣の改善と組み合わせることで、内臓脂肪を効率よく減らすことができます。
食後に腸から分泌されるGLP-1ホルモンの作用を強化する薬剤です。脳の食欲中枢に働きかけて食欲を抑え、血糖値を安定させることで体重と内臓脂肪を減らします。週1回の自己注射(セマグルチド)や毎日の内服薬(リベルサス)があります。臨床研究では皮下脂肪より内臓脂肪が先に減る傾向も報告されています。
日本では防風通聖散が「内臓脂肪(腹部)型肥満の改善」に対して承認を得ている漢方薬です。脂肪の燃焼を助け、便通を改善することで内臓脂肪の蓄積を抑えます。副作用が比較的少なく長期使用しやすいのが特徴です。
STEP 1
現状把握(腹囲・血液検査・問診)
腹囲・体重・血液検査(中性脂肪・HDL・血糖値)をオンライン問診で確認し、内臓脂肪の程度と治療の適応を評価します。
STEP 2
治療プランの決定(薬+生活習慣)
GLP-1注射・内服薬・漢方など最適な薬剤を選択し、食事・運動の改善ポイントを医師がアドバイスします。
STEP 3
自宅で治療開始(薬は郵送)
処方された薬が自宅に届きます。週1回の注射または毎日の内服で治療をスタート。食事・運動の改善も並行して行います。
STEP 4
月1回フォローアップ・効果確認
体重・腹囲の変化を毎月オンラインで確認。副作用のチェックと投与量の調整を行いながら、目標達成まで継続サポートします。




本記事では、内臓脂肪の特徴から落とし方まで解説しました。重要なポイントをまとめます。
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