満腹感を高め食事制限をサポート！ダイエット薬「リベルサス」

食事をとると小腸からGLP-1が分泌され、一部がすい臓まで運ばれます。GLP-1はすい臓に着くと「インスリン」を分泌する指令を出します。インスリンの主な効果は、血糖値を下げることです。すい臓からインスリンが分泌されると、血糖値が低下します。（※2）

リベルサスに含まれる有効成分セマグルチドが体内に吸収されると、GLP-1の作用を補い、インスリンの分泌を促進します。インスリンは糖質の一部を脂肪に変える働きのある成分なので、インスリンの分泌量が増加しても減量には直結しません。しかし、血糖値を適度にコントロールできるため、食べたものが脂肪になりにくくなります。

また、リベルサスには、脳の満腹中枢に働きかけて満腹感を高めたり、胃の消化スピードをゆるやかにしたりする作用があり、食欲を抑える効果が期待できるでしょう。

食事制限によるダイエットが失敗する理由として「お腹が減って我慢できない」「空腹でイライラして逆に食べすぎてしまう」などがあげられます。

食欲そのものをおさえられれば、自然に食事量が減るため、摂取カロリーを減らせます。そのため、辛さをあまり感じずにダイエットを継続できるのです。（※3）

また、リベルサスには内臓脂肪燃焼効果があり、基礎代謝のアップも期待できます。（※5）

上記より、プラセボ群と比較して、リベルサスを服用した糖尿病患者は、体重が減少する傾向にあります。リベルサスには一定の減量効果があるといえるでしょう。

リベルサスはダイエットに成功しやすいよう体を整えることで、減量へとつなげる薬です。ただし、服用を中止すると食欲が元に戻り、食事や運動などに気を使わないとリバウンドしてしまう可能性があります。

リベルサスで食欲をおさえつつ、生活習慣を改善することが重要です。（※5）

リベルサスを服用する際は、1日のうち最初の食事または水を飲む前の空腹状態で、コップ半分（約120㎖）以下と一緒に1錠飲みます。服用してから少なくとも30分経過するまでは、飲食や他の薬の服用は控えましょう。

また、薬を割ったり、砕いたり、2錠以上飲んだりしないでください。飲み忘れた場合は、その日の服用はスキップして、次の日に1回分を飲みましょう。

リベルサスは水分を吸収しやすく、光の影響を受けやすい薬です。飲む直前にシートから取り出してください。（※6）

またまれに下記のような重大な副作用を引き起こすケースもあります。副作用と初期症状を記載しましたので、もし当てはまる症状があればすぐに服用を中止し、医師の診察を受けましょう。

・低血糖
初期症状：空腹感、冷や汗が出る、血の気が引く、疲労感、手足の震え、意識の低下

・急性すい炎
初期症状：吐き気、嘔吐、上腹部の激しい痛み、背中の痛み、お腹にあざが出る、お腹が張る

ご紹介した以外にも副作用のリスクはあります。服用していて異変を感じた場合は、医師や薬剤師に相談するのが大切です。（※7）

肥満を放置していると、生活習慣病や関節の痛みなどさまざまな不調を引き起こしかねません。気になる方は、早めにダイエットを始めましょう。特に自己流のダイエットで失敗やリバウンドをしてしまう場合は、一度、医師に相談してみるのをおすすめします。

リベルサスは食欲そのものをおさえ、摂取カロリーを減らすことで減量につなげる薬です。特に食事制限が苦手で挫折しがちの方、ストレスを軽減しつつカロリーコントロールをしたい方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。