ペニス増大（亀頭増大・陰茎増大）のおすすめクリニック9選！ペニス増大について徹底解説！

ペニス増大術（亀頭増大術・陰茎増大術）は、フィラー（充填剤）を亀頭や陰茎に注入してペニスのサイズを大きくする手術です。
ペニスのサイズアップを目的として受ける方が多いですが、亀頭にフィラーを注入すれば包茎や早漏が改善される可能性もあるため、そうした目的で受ける方もいます。
ペニス増大術を受けたいと考えている方に向けて、クリニック選びのポイントやペニス増大術の基礎知識（種類・メリット・リスクなど）を解説し、おすすめのクリニックを紹介します。

ペニス増大（亀頭増大・陰茎増大）でクリニックを選ぶポイント

ペニス増大術はかなり繊細な手術で、まれながら大きな後遺症が生じるリスクもあるため、クリニック選びは慎重に行う必要があります。
ここでは、クリニックや治療メニューを選ぶ際にチェックしておきたいポイントをまとめます。

使われているフィラー（充填剤）の種類

現在クリニックで使用されている主なフィラーは3タイプあります（下の表の①～③）。自分の身体から採取した脂肪をフィラーのように使う方法（脂肪注入法）が用いられることもあります（④）。

解説君

ヒアルロン酸などの「吸収性フィラー」は注入から時間が経つにつれて分解されて身体に吸収され、効果が失われます。一方、「非吸収性フィラー」はいつまでもペニスに残り効果が持続しますが、その反面、副作用や後遺症が生じるリスクが高くなります。

それぞれのメリット・デメリットを考慮して、自分の希望に合ったフィラーを選ぶことが重要です。

技術力

ペニス増大の手術では、ペニスの海綿体や血管を避けながら、フィラーを均等に注入して自然な形でペニスを盛り上げる必要があります。これには十分な技術と経験が必要です。
したがって、ペニス増大術や注入系の美容外科手術の経験が豊富で技術力があるクリニックを選ぶことが非常に重要です。
大手クリニックなどのなかには、専門外の医師がアルバイトで手術を担当したりするケースもあるため、どのような医師が手術を行うのかについて、カウンセリング・診察の段階で確認しておいたほうがよいでしょう。

カウンセリングの丁寧さ

ペニス増大術はただ適当にベニスを大きくすればよいというものではありません。患者の希望をもとに、フィラーをどこにどれくらい注入するべきかあらかじめきちんとデザインして手術を行う必要があります。
そのためには、カウンセリングで手術の目的や仕上がりのイメージについて十分話し合い、患者と医師の間でイメージにズレ（思い違い）が生じないようにしておくことが重要です。

解説君

カウンセリングを適当に切り上げたり、一方的に手術メニューを押しつけたり、料金・契約の話ばかりしてくるクリニックは避けるべきです。

また、ペニス増大術では副作用や後遺症が生じるリスクもあり、注入量が多いほどリスクが高くなります。その辺りのことも丁寧にカウンセリングで説明し、患者の疑問点に明確に回答してくれるクリニックを選ぶことが重要です。

痛みへの配慮

通例、ペニス増大術は局所麻酔を施してから行い、施術中も施術後もとくに痛みはありません。
ただし麻酔の注射をするときに多少の痛みはあるので、注射針の痛みが苦手という方は予備麻酔のオプションがあるクリックを選ぶとよいでしょう。
予備麻酔は針を使わずに患部の感覚を鈍らせる施術で、クリームを塗るタイプ、シートを貼るタイプ、スプレーを吹きかけるタイプ、鼻からガスを吸うタイプなどがあります。
クリニックによっては、手術の間眠った状態にする麻酔をオプションで提供している場合もあります。

プライバシーへの配慮

ペニスサイズの悩みは非常にデリケートな事柄なので、異性の患者・スタッフの目が気になるという方は少なくありません。
そうした方は、男性専門クリニックでスタッフも全員男性というところを選ぶとよいでしょう。
同性の患者も気になるという方は、他の患者となるべく顔を合わせずにすむ完全予約制のクリニックや待合室が個室になっているクリックがおすすめです。

費用・コスパ

ペニス増大術の料金はフィラーの種類と注入量によって変わります。
持続期間の短いフィラーほど料金が安く設定されていますが、ある程度長い目で見てトータルのコストを考えることも重要です。
例えば、1年持つヒアルロン酸と2年持つ持続型フィラーを比べる場合、2年間で考えるとヒアルロン酸は2回手術が必要になるので、料金は倍になります。それに加えて、再手術の手間や通院費用、予備麻酔などのオプション費用、術後のダウンタイムなども考慮しなければなりません。
非吸収性フィラーの場合、何も問題が起こらなければ1回の施術である程度の効果がずっと持続することになります。しかしその分だけ健康被害のリスクが大きく、実際に被害が起これば治療や修正手術が必要となり、後遺症が残ることになればその後の生活に支障が生じるため、総合的に考えるとコスパがよいとは言い切れません。

解説君

クリニックホームページなどの料金表に記載されているのは1単位（通例1cc）の料金です。効果を実感するためには少なくとも数ccの注入は必要なので、1回の総額は1単位の料金の数倍以上になります。

こういったことを全体的に考慮した上で、カウンセリングの段階でフィラーの種類、注入量、料金総額を確認し、十分に納得してから契約することが重要です。
「今日中に契約すれば安くなる」などと勧誘してくるクリニックもありますが、迷いがある間は契約せず、帰宅して冷静に考えた上で最終的な判断をすることをおすすめします。

ペニス増大（亀頭増大・陰茎増大）でおすすめのクリニック9選

ここではペニス増大術を受ける方におすすめのクリニックを9院取り上げ、診療方針や治療メニュー、料金などを比較しながら詳しく紹介します。

おすすめクリニックの比較表

	フィラーの種類	亀頭増大（税込）	陰茎増大（税込）	特徴
メンズケアクリニック	長期持続型の吸収性フィラー	陰茎増大 38,000円(cc) リタッチ 30,000円(cc) ⇒ 9800円(cc)キャンペーン中	陰茎増大 38,000円(cc) リタッチ 30,000円(cc) ⇒ 9800円(cc)キャンペーン中	次世代型フィラー使用 カウンセリング重視 男性専門
ＡＢＣクリニック	ヒアルロン酸 非吸収性フィラー	44,000円（1本）～	44,000円（1本）～	早漏防止メニューあり 完全予約・個室制 全スタッフ男性
メンズライフクリニック	吸収性フィラー（ヒアルロン酸主体） 長期持続型の吸収性フィラー 非吸収性フィラー	33,000円（1cc）～	66,000円（1cc）～	フィラー種類豊富 完全予約・個室制 全スタッフ男性
上野クリニック	ヒアルロン酸	132,000円（1本）～	なし	完全予約制 全スタッフ男性 仮名申し込み可
船橋中央クリニック	ヒアルロン酸 長期持続型の吸収性フィラー 非吸収性フィラー	55,000円（1本1cc）～	66,000円（2cc）～	フィラー種類豊富 完全予約・個室制
東京ノーストクリニック	ヒアルロン酸 長期持続の吸収性フィラー 非吸収性フィラー	110,000円～	なし	完全予約制 全スタッフ男性
ＭＳクリニック	ヒアルロン酸 長期持続型の吸収性フィラー	55,000円（1cc）～	55,000円（1cc）～	完全予約・個室制 全スタッフ男性
皐月形成クリニック	ヒアルロン酸 長期持続型の吸収性フィラー 非吸収性フィラー	55,000円（1単位）～	55,000円（1単位）～	完全予約制 全スタッフ男性
ＡＴＯＭクリニック	ヒアルロン酸 長期持続型の吸収性フィラー	50,000円～	なし	早漏防止メニューあり 完全予約・個室制 全スタッフ男性

メンズケアクリニック

メンズケアクリニックは男性専門の総合クリニックです。「メディカルスタイリスト」の立場から、理想像の実現にむけて男性の活力・潜在能力を引き出すサポートを行っています。

解説君

治療前には丁寧なカウンセリングを行って最適な治療方法をプランニングし、治療後には状態をモニタリングして適切なタイミングでのケア（フィラー再注入など）を提案します。
亀頭増大・陰茎増大には次世代型フィラー「パワーフィル」が用いられます。パワーフィルは長期持続型の吸収性フィラーで、通常1～2年程度効果が持続します。

パワーフィルにはコラーゲンの生成を促進する効果もあるため、ペニスを自然な形で増大・強化することができます。
注入後2ヶ月以内に状態を見ながら部分的な再注入（リタッチ）を行って仕上がりを調整すれば、さらに自然なボリュームアップが可能です。

メンズケアクリニックは男性専門クリニックなので、女性の目を気にせずに受診できます。平日夜22時まで営業しており、都合に合わせて利用しやすいのも魅力です。

ＡＢＣクリニック

ABCクリニックは包茎手術を中心とする男性器向け施術で長い実績を持つクリニックで、全国に19院を展開しています。

カウンセリングとインフォームドコンセントを重視しており、すべての治療に対して「確認書」を取り交わすなど、患者が納得した上で安心して治療を受けられるような診療体制が取られています。

解説君

痛みに配慮した「減痛治療」が行われており、麻酔注射の前にシート状の麻酔を使って注射針の痛みを緩和する処置などが受けられます。痛みに弱い（痛みへの不安が強い）方にもおすすめできます。

亀頭増大・陰茎増大のメニューには、吸収タイプのフィラー（ヒアルロン酸）を使うものと、非吸収性フィラー（定着タイプ）を使うものがあります。

完全予約制・全スタッフ男性で、駅近の目立たない場所に立地しており、プライバシーへの配慮も充実しています。年中無休で夜20時まで営業しており、通いやすいのも利点です。

メンズライフクリニック

メンズライフクリニックはカウンセリングから治療まで各院の院長が自ら対応する男性総合クリニックです。駅近で人目に付きにくい立地で全国に13院を展開しており、通いやすいクリニックです。

完全予約制、完全個室、全スタッフ男性で、他人の目を気にすることなく受診できます。
亀頭増大・陰茎増大のフィラーの種類が豊富で、持続性の異なる3タイプの吸収性フィラーと非吸収性フィラーから選ぶことができます。

解説君

症例数10万を超える経験豊富な医師が、ペニス全体のバランスを考慮して仕上がりをデザインし、高度な注入技術で患者の要望に沿った亀頭・陰茎に仕上げています。

基本的に局所麻酔で施術を行いますが、痛みへの不安が強い方のために静脈麻酔のオプションも用意されています。静脈麻酔であれば眠っている間に施術が行われるので、痛みのことをまったく意識せずにすみます。

上野クリニック

上野クリニックは包茎手術を中心とする男性器向け治療で32年の実績を持つ男性専門クリニックで、全国に15院を展開しています。

解説君

全スタッフ男性、完全予約制で、仮名での診療申込みもでき、プライバシーに配慮された診療体制となっています。
男性スタッフによる24時間無料電話相談などを通して、術後の身体と心のケアにも丁寧に対応しています。

亀頭増大では2タイプのヒアルロン酸が用いられています。亀頭全体を増大させる方法や、亀頭冠（いわゆる「カリ首」）を中心に増大させてカリ高にする方法、早漏防止のために亀頭全体に薄く注入する方法など、患者の要望やペニスの状態に合わせて様々な施術を行っています。

船橋中央クリニック

船橋中央クリニックは経験豊富な院長がカウンセリングから治療、アフターケアまで一貫して対応している男性向けクリニックです。

カウンセリングを重視しており、院長と専門カウンセラーがそれぞれの立場で患者の希望・悩みをヒアリングし、疑問点などに丁寧に回答しています。
ガス吸引により眠った状態にするマスク麻酔（ガス麻酔）が選択でき、麻酔と治療を完全に無痛で受けるができます。痛みへの不安がとくに強い人におすすめです。

解説君

亀頭増大・陰茎増大のフィラーの種類が非常に豊富で、亀頭増大では非吸収性フィラー3種（リパスG、バイオアルカミド、アクアミド）と吸収性フィラー3種（レディエッセ、コラーゲン、ヒアルロン酸）が選択できます。陰茎増大では、高分子ヒアルロン酸を注入する方法と脂肪注入法があります。

そのほか、非吸収性フィラーのリパスGを用いて陰茎増大術と長茎術を同時に行うメニューもあります。

東京ノーストクリニック

東京ノーストクリニックは包茎手術を中心とする男性器向け治療で30年以上の実績を持つクリニックで、全国に33院を展開しています。

治療後には専門の男性カウンセラーが24時間体制で電話相談に対応しています。完全予約制・全スタッフ男性で、プライバシー面も安心です。

解説君

テープ式麻酔、ジェル麻酔、スプレー麻酔などで瞬間的に施術部位表面の感覚を鈍らせてから即効性・持続性のある局所麻酔を行うので、痛みへの不安が強い方にもおすすめです。
亀頭増大のフィラーには、通常のヒアルロン酸のほか、長期持続型のヒアルロン酸（スーパーヒアルロン酸）や非吸収性のアクアミド、ベビーコラーゲンが用いられます。

ベビーコラーゲンは亀頭のボリュームを増すだけでなく、皮膚内でコラーゲンの増殖を促進する作用もあり、よりナチュラルな仕上がりが期待できます。
ベビーコラーゲン自体はヒアルロン酸と同じくらいの期間で吸収されますが、コラーゲン増殖作用のおかげでヒアルロン酸よりも効果が長続きします。通常のコラーゲンと違いアレルギー反応が起こりにくいのもポイントです。

ＭＳクリニック

MSクリニックは包茎手術・長茎術・ペニス増大術・早漏治療を中心とする総合メンズクリニックです。カウンセリングを重視し、無料再診察制度があるなど、アフターケアも充実しています。

完全予約制・完全個室、全スタッフ男性で、プライバシー面にも十分な配慮がなされています。

解説君

麻酔針の痛みが心配な方のために、局所麻酔の前に「針のない注射器」による予備麻酔を行うオプションが用意されています。高圧で麻酔薬を噴射して肌の感覚を鈍らせることで、局所麻酔の注射針の痛みを抑えることができます。

亀頭増大・陰茎増大で用いられるフィラーは通常のヒアルロン酸と長期持続型の高分子ヒアルロン酸（スーパーヒアルロン酸）です。
年末年始・臨時休診日を除き年中無休で夜20時まで診療しているため、都合に合わせて通院できます。予約状況によっては当日予約も可能です。

皐月形成クリニック

皐月形成クリニックは包茎手術を初めとする男性器治療に特化したクリニックです。来院患者の約40％が50代以上で、とくに中高年男性の治療実績が豊富です。

カウンセリング・インフォームドコンセントを重視した診療を行い、完全予約制・全スタッフ男性で、プライバシー面も十分に配慮されています。

亀頭増大・陰茎増大のフィラーには、吸収タイプ（ヒアルロン酸）と長期持続タイプ（数年持続）、半永久定着タイプ（非吸収性）があります。
年中無休で夜21時まで診療しており、都合に合わせて通いやすいクリニックです。

ＡＴＯＭクリニック

ATOMクリニックは男性器治療から美容整形まで扱う総合メンズクリニックです。完全予約制・全スタッフ男性で、プラベートサロンのような院内設計になっており、他人の目を気にせず受診できます。

麻酔時の痛み軽減や事故防止にも力を入れており、テープ式やスプレー式の予備麻酔を用いたり、部位によって麻酔針の太さを変えたり、手術中の麻酔切れを防ぐための工夫などをしたりしています。

解説君

亀頭増大術にはボリュームアップを目的とした「クレヴィエル法」と包茎手術後の過敏性軽減や早漏防止を目的とした「ヒューマラジェン法」があります。

「クレヴィエル法」では長期持続型で型崩れしにくいヒアルロン酸（クレヴェイル）を使い、カリ首を中心に注入して張り出しを強調します。「ヒューマラジェン法」では、アレルギーのリスクがほとんどなく注入後の馴染みがよいヒューマラジェン（ベビーコラーゲン）を使い、亀頭全体に薄く膜を張るように注入します。

ペニス増大（亀頭増大・陰茎増大）の効果・メリット

ペニス増大の主な効果・メリットは、サイズアップによる男性機能強化、男性としての自信の向上、早漏改善、仮性包茎改善です。

男性機能強化・自信向上

ペニスは男性のシンボルであり、女性がバストサイズを気にするように、ほとんどの男性がペニスの大小を気にします。
「自分はペニスが小さい」「先細りで形がよくない」といった意識があると、セックスや恋愛に関して引け目を感じるようになり、自信や積極性の低下を引き起こします。恋愛以外の人間関係や仕事などにも影響することがあります。

解説君

セックスの際にペニスが大きければ大きいほど女性が喜ぶというわけではありませんが、小さいよりもある程度は大きい方が女性により快感を与えることができ、見た目の面でも性的な魅力（セックスアピール）が増します。

ペニス増大手術で亀頭や陰茎を太くし、バランスのとれた大きなペニスを手に入れれば、男性としての自信や女性に対する魅力を向上させる効果が期待できます。
加齢などで勃起力が弱まり亀頭・陰茎の硬さや張りが低下している方も、ペニス増大手術を受ければ硬さや張りを改善することができます。

早漏改善

亀頭増大手術で亀頭にフィラーを注入すると、性的刺激がいくらか穏やかになるため、早漏が多少改善する可能性があります。クリニックのなかには、早漏治療として少量のフィラー注入による亀頭増大手術を行っているところもあります。
ただし、早漏の主な原因はペニスの過敏さではなく射精を抑制する脳神経の不具合による場合が多いため、亀頭増大手術で早漏が劇的に改善するということはあまり期待できないでしょう。

仮性包茎改善

仮性包茎の方が亀頭増大でカリを高くすると、皮がカリに引っかかって止まるようになり、平常時も皮が剥けた状態を維持できるようになる可能性があります。
ただし、皮がたくさん余っている人の場合、亀頭増大手術でカリを高くしただけでは仮性包茎が改善できないことが多いでしょう。

ペニス増大（亀頭増大・陰茎増大）のデメリット・注意点

通常、ペニス増大手術の痛みはあっても小さく、術後に大きな傷やダメージが残ることもありませんが、しばらくは性行為・マスターベーションなどを控える必要があります。まれなケースですが、手術に問題があると後遺症が生じることがあります。

痛み

通常、ペニス増大手術は局所麻酔をして行います。局所麻酔の針を刺すときに多少の痛みがあります。麻酔針の痛みが不安な方のために、針の痛みを軽減する予備麻酔を行っているクリニックもあります。
局所麻酔をしていても、施術中にチクチクとした軽い痛みを感じる場合があります。
異常がなければ、術後にはとくに痛みは生じません。術後に痛みが続く場合は手術によって問題が発生している恐れがあるため、すぐに医療機関に相談してください。

皮下血腫

フィラーの注射をした部位に皮下出血（内出血）が起こり、血が固まって血腫（あざ）ができることがあります。普通は数日～1週間程度で消失します。

生活上の制限と禁欲期間

クリニックの方針により日数は多少異なりますが、術後当日～数日間は入浴を控え、1週間程度は激しい運動・肉体労働は避けるように指示されるのが通例です。
性行為・マスターベーションも一定期間避ける必要があります。ヒアルロン酸などの吸収性フィラーの場合は2日～1週間、非吸収性フィラーの場合は2週間～3週間程度を禁欲期間とするクリニックが多いようです。

後遺症

注入のやり方や医師の技量に問題があると、ペニスがでこぼこ・いびつになったり、組織の一部が腐って死んでしまったりすることがあります。
後遺症については次の章で詳しく解説します。

亀頭増大・陰茎増大で生じる恐れのある後遺症

ペニス増大手術で生じる恐れのある主な後遺症と、後遺症が生じた場合の対処方法について解説します。

ペニス増大手術の後遺症①亀頭・陰茎がでこぼこ・いびつになる

フィラーが均等に広がらずに、亀頭・陰茎の表面がでこぼこになることがあります。手術直後はそれほどではなくても、時間が経つうちにでこぼこやいびつさが目立つようになるケースもあります。
本来、フィラーは皮膚の中に注入すべきですが、陰茎に注入する際に誤って血管にフィラーを入れてしまうと、ペニスの一部が大きく腫れて、いびつな形になる場合があります。

ペニス増大手術の後遺症②組織の一部が壊死する

亀頭や陰茎の中身は主に海綿体でできており、その周りを白膜・筋膜・皮下組織・皮膚などが取り巻いています。
海綿体はスポンジ状の組織で、スポンジの穴のなかを血液が流れています。性的に興奮すると海綿体にいつもより大量の血液が流入して陰茎・亀頭が膨張し、勃起状態になります。

解説君

海綿体や陰茎表面の血管にフィラーが入ると、血の流れがせき止められて栄養が行き届かなくなり、ペニスの組織に炎症や変色、強い痛みなどが生じ、最終的には組織が腐って死んでしまう（壊死してしまう）ことがあります。

ペニス増大手術で後遺症が生じた場合の対処方法

注入したフィラーが問題を起こした場合、フィラーを除去する手術が必要です。フィラーはペニスの中に分散していて取り除くのが難しいので、技術力が高くて信頼できるクリニックに依頼するのが賢明です。
クリニックのなかには、増大手術でペニスがでこぼこ・いびつになった患者に対して「再注入で治せる」などと請け合い、さらに増大手術を受けさせようとするようなところもあります。そうしたクリニックは避けた方がよいでしょう。
増大手術のやり方に問題があった場合や、広告の内容や手術前の説明に虚偽や不十分な点があった場合には、手術を行ったクリニックに責任を取らせる（損害賠償や無償修正手術などを請求する）ことも可能です。
クリニックが話し合いに応じない場合には、ADR（裁判外紛争解決手続）や民事裁判などで解決する必要があります。
ADRとは、専門家に間に入ってもらい、裁判によらずに法的トラブルを解決する手続きです。以下の3タイプがあります（参考：法的トラブル解決にはADR｜政府公報オンライン）。

まずは国民生活センターや弁護士などに相談し、どんな手続きが自分に適しているのかを判断するのがよいでしょう。

ペニス増大（亀頭増大・陰茎増大）についてのよくある質問・疑問

ペニス増大手術を希望する方から寄せられることの多い質問・疑問に回答します。

まとめ

ペニス増大治療は、専門的な知識と経験が必要とされるため、クリニックでの治療が望ましいです。クリニックでは、医師が患者の状態を詳しく調べ、最適な治療方法を提供することができます。

また、クリニックでの治療では、患者の健康状態や治療の効果を定期的にチェックすることができます。これにより、健康状態の変化や治療効果に応じた調整ができます。

一方、自己流での治療や、市販のペニス増大グッズの使用は、健康に悪影響を与える恐れがあります。特に、適切な知識がないまま使用すると、重篤な健康被害を引き起こす可能性があります。したがって、ペニス増大治療を考える場合は、専門のクリニックで治療を受けることが重要です。